_あまりにも質問が抽象的過ぎます。
_側面とは、展開図の様に、対象の焦点を何処にするのか?また、投影法をどうするのか、と言う見る側の視座が関係しています。
_つまり、絶対主義国のどういった性質に関して議論をしているのか、と言う前提が提示されていないと議論が始まりません。また、視座として近代的とヒントが与えられていますが、時代変化として、古代〜中生〜近代〜現代を比較が前提になりますが、近代だけを取り上げて特殊性を挙げるのか、それとも検討する側の視座として、絶対主義国の定義・解釈の変遷を議論するのか?(実体は過去のものだから変わっていないけれども、解釈が変わった、喩えれば、宇宙は天動だったが、地動に(見方・理解が)変わった。)
_絶対主義国の中世的側面はなんですか?、と訊かれて、答えられますか?、答えられないのであれば、近代的側面に対する回答を得ても、理解が及ばないし、側面と言う言葉も唯の言葉遊びだと思いますよ。
_今では、(近代に限らず)絶対主義は名前が示す程絶対ではなかった、と言う考えも有ります。そして、国民の満足度の結果でしかない様に思います。
_民主主義の暴走としてのナチス・ドイツは絶対主義国とは呼ばれず、全体主義国と呼ばれています。それは、国民の満足度がそれなりにあったからではないのか?
_独裁的社会主義国、例えば北朝鮮は、絶対主義国と見做される事が度々有ります。(日本国は、北朝鮮を国家として見ていませんが、実体として国家です。)
_独裁的社会主義国とは、どの程度からが独裁的なのか?中国は?ロシアは?どの程度から絶対主義国と見なされるのか?国民の満足度がその指標となるのであれば、客観的に測定する方法はそもそも存在するのか?北朝鮮もロシアも統計上は非常に国民の満足度が高いてすよね?国民が批判できない、とすれば、客観的な指標はなく、観測者の主観でしかない訳です。死者数が問題なのでしょうか?では、衛生環境や経済発展が悪い国は絶対主義国なのでしょうか?
_アメリカがアメリカNo.1を打ち出しす様な、そしてトランプよりも先鋭的な大統領が出て来て、しかし結果として、戦争を開始して、結果として経済的停滞や貧困化が進んだら、それは絶対主義国なのでしょうか?戦争を開始することで経済的発展をしたなら、絶対主義国ではないのでしょうか?それは、唯の結果ではないでしょうか?
_北朝鮮は度々、絶対主義国として挙げられますが、社会主義国家です。王政ではありません。
_かつて、世界一幸せな国とも呼ばれていたブータン王国は、ある意味絶対王政でしたが、国民の満足度は非常に高かった訳です。しかし、立憲君主制に移行して議会制を取り入れた結果、国民の幸福度は日本を下回り世界的な底辺にまで下がりました。
_統治制度と国民の幸福度とには、明確なルールはないのではないでしょうか?