✨ Jawaban Terbaik ✨
図は『新 百万人の天気教室』という本からの引用です。1枚目の図は子午面循環の模式図ですが、風は気圧の高い所から低い所に向かいます。この図では北緯30°付近に亜熱帯高圧帯があり、北緯60°付近には亜寒帯低圧帯が存在しています。よって気圧の高い所から低い所に風を吹かせるなら、南寄りの風(南西風)が吹くことになります。
それともうひとつ大事なのは、大気の大規模循環は「熱輸送」を行う為の循環で、暖かい空気を赤道から極向きへ輸送するというのが基本形です。しかし、日本を含む中緯度帯は子午面循環による熱輸送ではなく、偏西風が波動を起こして温帯低気圧が発生する事で、沖縄方面の熱い空気を北海道側へ輸送し、温度調整を実現しているのです。地球大気の循環は「熱い空気がどのように動くか」という視点で考えてください。なので、北半球中緯度の場合は必ず「南側から北側へ熱を輸送する」となり、「北側から南側へ熱を輸送する」とはならないのです。
他に質問がございましたらどうぞ。
ただ風の向きを覚えるだけではダメなんですね。理解できました。とても丁寧にありがとうございます。