古文
高校生

「こだにかくあくがれ出でば薫物のひとりやいとど思ひこがれむ」

「子供までがこうしてあなたの後を追ってさまよい出てしまったら、残された私は薫物の火取りという名ではないが、1人でいっそう恋焦がれることでしょう」という訳になっています。
和歌の途中にある「や」は疑問・反語にならないこともあるんですか?

回答

この場合の“や”は、最後の句の《む》は連体形ですので、おそらく係り結びのための切れ字として使われています。
切れ字は感動の対象がその文節にあることを示しており、強調したい時によく利用されます。

念の為補足ですが、切れ字の《ぞ》《なむ》《や》《か》の係り結びは《連体形》、《こそ》の係り結びは《已然形》
というのも覚えておいてくださいね^^

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