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サマリア人とはイスラエルのサマリア地方の住民で、その昔北イスラエル王国がアッシリアに捕囚となった後、アッシリアからの入植者との間に生まれた混血の子孫からなる民族でした。旧約聖書のユダヤの神を信仰しながら異民族の血と異教の風習も受けていたと思われていたため、神の選民と自負するユダヤ人はサマリア人を忌み嫌い、交際しなかったばかりかその地方を避けて旅行をしていたとさえ言われています。 そのサマリア人の旅人が、ユダヤ人と思われる怪我人を見てあわれみ、助けたのです。 神に近いとされたユダヤ人の聖職者と、異邦人に近いといとされたサマリア人を登場させることで、「愛」に身分や国境は関係ないことを伝えたかったのではないでしょうか。 そして、助けを必要としている人が自分の「隣人」であるかないかを身分や国籍で自分勝手に規定してはならないことも教えています。彼らの行動の違いから、「愛」とは、自分の都合に目をむけることではなく、他人の痛みに共感して、その必要に犠牲を払って応えていくことと言えます。

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