現代文
高校生
現代文B山椒魚
この写真の問題すべてをといて頂きたいです。
答えがなく困っています。
*第一段落(初め~p6.9)を読んで後の問に答えなさい。
山線魚は悲しんだ」のように動植物を人間に見立てた修辞法を何というか。。
問2出人り口のところがそんなに狭かった。」(pú:4)とは具体的にどういうことか
問3「出入り口を塞ぐコロップの栓」 (p.5) について、
]をコロップの栓にたとえている。
@このような修辞技法を比除のなかでも[
]という
問4「それ」(p4:6)は何を指しているか。
問5山叔魚は自身のどのような行為を「失策」(p8)と言っているのか。
問6「泳ぎまわるべくあまりに広くなかった。」(p%ii)とは、どういう意味か。
問7「彼に何一つとしてうまい考えがある道理はなかった」(p6.8)にもかかわらず、「いよいよ出
られないというならば、俺にも相当な考えがあるんだ。」(p%.6)とつぶゃく。ここから山根魚のど、
のような気持ちがうかがえるか。
山板魚
n
n0
©山根魚 ここでは、オ
オサンショウウオのこ
と。山根に似た香りの一
粘液を分泌することか」
淑魚は悲しんだ。
彼は彼のすみかである岩屋から外へ出てみようとしたのであるが、頭が出口に
つかえて外に出ることができなかったのである。今はもはや、彼にとって永遠の
らこの名がついた。特
別天然記念物。
すみかである岩屋は、出入りロのところがそんなに狭かった。そして、ほの暗
@コロップ コルクのこ
と。オランダ語のproj
n
かった。強いて出ていこうと試みると、彼の頭は出入り口を塞ぐコロップの栓と
がホロップ、さらに「
ロップとなまった。
なるにすぎなくて、それはまる二年の間に彼の体が発育した証拠にこそはなった
ろうばい
が、彼を狼狽させかつ悲しませるには十分であったのだ。
1山根魚は自身のどの一
うな行為を「失策」
ロ
「なんたる失策であることか!」
言っているのか。
彼は岩屋の中を許されるかぎり広く泳ぎまわってみようとした。人々は思いぞ
屈せし場合、部屋の中をしばしばこんなぐあいに歩きまわるものである。けれど
山根魚のすみかは、泳ぎまわるべくあまりに広くなかった。彼は体を前後左右に
2「いよいよ出られない
というならば、俺にも
相当な考えがあるんだ」
からは、山根魚のどの
ような態度がうかがえ
動かすことができただけである。その結果、岩屋の壁は水あかにまみれて滑らか
に感触され、彼は彼自身の背中や尻尾や腹に、ついに苔が生えてしまったと信じ
た。彼は深い嘆息をもらしたが、あたかも一つの決心がついたかのごとくつぶや
いた。
るか。
「いよいよ出られないというならば、俺
目杉苔と銭苔 どちらも
コケ植物の一種。
にも相当な考えがあるんだ。」
地所とり 自分の陣地
を広げていき、その大
しかし、彼に何一つとしてうまい考えが
ある道理はなかったのである。
きさを競う遊び。
歴n JSn
の花柄 胞子養を花に見
すぎごけ
岩屋の天井には、杉苔と銭苔とが密生し "
立て、胞子嚢の付け根
をこう呼んでいる。
の
て、銭苔は緑色のうろこでもって地所とり
(調べてみよう)
(小児の遊戯の一種)の形式で繁殖し、杉
強いて狼狽 失策
の会くる
苔は最も細くかつ紅色の花柄の先端に、か
嘆息 道理
滑置円滑·滑稽
れんな花を咲かせた。かれんな花はかれん
オオサンショウウオ
訓滑り台·滑らか
O隠花植物の種子散布の
法則 「隠花植物」は
種子ではなく胞子に
よって繁殖する植物。
「種子散布」とは、種子
が母体から離れて新た」
な生育の地へ移ること。
この前後の描写では、
隠花植物を種子植物の
ように表現して、胞
嚢を花に、胞子を花
にたとえている。
な実を結び、それは隠花植物の種子散布の法則どおり、間もなく花粉を散らし始
めた。
山板魚は、杉苔や銭苔を眺めることを好まなかった。むしろそれらを疎んじさ
えした。杉音の花粉はしきりに岩屋の中の水面に散ったので、彼は自分のすみか
の水が汚れてしまうと信じたからである。あまつさえ岩や天井のくぼみには、
群れずつの徴さえも生えた。徽はなんと愚かな習性を持っていたことであろう。
常に消えたり生えたりして、絶対に繁殖していこうとする意志はないかのようで
めった。山根魚は岩屋の出入り口に顔をくっつけて、岩屋の外の光景を眺めるこ
しを好んだのである。ほの暗い場所から明るい場所をのぞき見することは、これ
2
u興味深いことではないか。そして小さな窓からのぞき見するときほど、常に多
~のものを見ることはできないのである。
谷川というものは、めちゃくちゃな急流となって流れ去ったり、意外なところ
で大きなよどみをつくっているものらしい。山根魚は岩屋の出入りロから、谷川
の大きなよどみを眺めることができた。そこでは水底に生えた一叢の藻が朗らか
一本ずつの細い茎でもって水底から水面まで一直線に伸びてい
も 送げて、
た。そして水面に達すると突然その発育を中止して、水面から空中に藻の花をの
ぞかせているのである。多くのめだかたちは、藻の茎の間を泳ぎぬけることを好
んだらしく、彼らは茎の林の中に群れをつくって、互いに流れに押し流されまい
と努力した。そして彼らの一群れは右によろめいたり左によろめいたりして、彼
らのうちのある一匹が誤って左によろめくと、他の多くのものは他のものに後れ
まいとしていっせいに左によろめいた。もしある一匹が藻の茎に邪魔されて右に
山根魚は小魚たちのF
のような点を「笑L
てしまった」のか。
よろめかなければならなかったとすれば、他の多くの小魚たちはことごとく、こ
こを先途と右によろめいた。それゆえ、彼らのうちのある一匹だけが、他の多く
の仲間から自由に遁走していくことは甚だ困難であるらしかった。
(調べてみよう)
山線魚はこれらの小魚たちを眺めながら、彼らを嚇笑してしまった。
あまつさえ
「なんという不自由千万なやつらであろう!」
ここを先途と 遁走
よどみの水面は絶えず緩慢な渦を描いていた。それは水面に散った一片の白い
花弁によって証明できるであろう。白い花弁はよどみの水面に広く円周を描きな
噂笑[皿冷笑]
緩慢[→敏 捷]
がら、その円周をしだいに小さくしていった。そして速力を速めた。最後に、極
汚置汚点
リ
副汚れる·汚い
めて小さい円周を描いたが、その円周の中心点において、花弁自体は水の中に吸
愚置愚問 訓愚か
朗置朗読訓朗らか
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