Japanese
國中
已解決
(5)で、答えはウになるのはわかるのですが、なぜイがだめなのか説明おねがいします🥲🙏🏻
三次の文章を読んで、あとの問いに答えよ。
「夕焼けっていなかったんですか?」
先生は一瞬
先生はきょとんとして「いないいない。」と言った。
夕焼けの空を描いた絵もあるだろうと思っていた。じつを言うと、それがヒロシの第二候補くもり空の絵がうまく描けなかっ
たら、そっちにするつもりだったのだ。
でも、先生は「だって、思いだしてごらん。」と言った。 「ポスターのキャッチコピーは〈大空にはばたく第三小〉 っていう言葉な
のよっ夕方になって、日が暮れそうになる頃にはばたくのって、ちょっとヘンでしょ。」
そうかなあ・・・・・・でも、口答えだと思われて叱られるのもイヤだから、「あと、夜の絵もなかったんですか?」と聞いた。「満月のお
月さまとか、星空とか。」
になって、ブッとふきだした。
「やだあ、コウモリやフクロウじゃないんだから。」
みやざわん
ぎん が てつどう
まる
夜にはばたくのもヘンなのだろう。ヒロシは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」みたいに、列車が夜空を走っている絵もいいな、と思っ
ていたのだけど。
「まあ、ヒロシくんがどうしてもこの絵を出したいっていうんだったら、もちろんいいわよ。」
先生はそう言って、「でも、これだと、ポスターには選ばれないと思うわよ。」と続けた。 「絵としては確かに上手だけど、みんなの
投票の多数決で決めるんだから。」
みんなはこの絵を選ばない――。
ほんと?
くもった空をきれいだとは思わない。
先生は画用紙の裏にスタンプをおした。
「とりあえず、これで受け付けにするけど、もしヒロシくんがやっぱり描き直したいと思ったら、いつでも遠慮なく言ってね。 提出
期限まであと一週間あるんだから。」
ヒロシは黙って、首を小さく前に倒した。 うなずいたのか、うなだれたのか、自分
次の日から、ヒロシは一日に何度も空を見上げた。
晴れた日もあった。くもりの日もあった。雨の日もあった。もうじき終わる冬の名残で、雪が舞う日もあった。
朝の空も見た。昼間の空も見た。夕方の空も見たし、夜の空も見た。夜中にトイレで起きたついでに窓のカーテンを開けて眺めた
空は、月が出ていたので、想像していたよりずっと明るかった。お母さんに夜明け前に起こしてもらって、 朝日が昇る空も見た。
いろいろな空がある。 どれも、きれいだった。
でも、やっぱり、いちばんきれいなのは――。
RT
最下位。
よ。
机の上に広げた真っ白な画用紙を、ヒロシはじっと見つめる。
学校の友だちに「いちばんきれいな空って、どんな?」と聞いてみると、ほとんど全員、青空だと答えた。
同じ晴れでも、雲一つない快晴が好きな人もいれば、雲がちょっとあるほうがいいと言う人もいる。ただ、とにかく晴れた空は圧倒
的な人気だった。
夕焼けの空と満天の星空を挙げた人も、少ないけれど何人かいた。 でも、くもり空はゼロ。先生の言うとおりだった。
勝ち目がないのに、このままでいいんだろうか。みんなが「これにしよう。」と言ってくれそうな絵を描いたほうがいいんじゃないか。
ポスターに選ばれれば、先生は喜んでくれるはずだし、お父さんやお母さんもほめてくれるだろう。なにより、自分だってやっぱり、
絶対に、うれしい。 どうしよう、どうしよう、どうしょう......。
机の上の画用紙は、まだ真っ白なままだった。
二十点を超えた応募作品がキャスター付きの掲示板に貼られて、昼休みの渡り廊下に並んだ。
作品を応募した子を除く全校児童が、一人一枚ずつ桜の花のシールを持って絵を見て回り、「これがいい」と思う絵の回りに貼ってい
く仕組みだった。
休みが終わりかけた頃、「コンテストの結果が出ました。」という校内放送があった。 「応募した皆さんは渡り廊下に集合してくださ
い」
ヒロシは胸をドキドキさせて渡り廊下に向かった。
掲示板に近づくと、何十枚ものシールに囲まれた作品が目に入った。第一位になって、ポスターに使われることになった作品だ。空
の色は予想どおり、青
第二位の作品も空の色は青だった。第三位も、第四位もそれより下の順位の絵も、すべて青空を描いていた。
くもり空の絵は、ヒロシの作品だけだった。
でも、絵の横に、シールが一枚貼ってあった。
いた。 くもり空をきれいだと思う人が、ヒロシ以外にももう一人たった一人でも、いた。
ヒロシは、しょんぼりと落ち込んでいるような、にんまりと笑っているような、フクザツな表情になった。最下位に終わった悔しさ
と、シールがゼロではなかったうれしさが胸の中で入り交じる。
でも、たとえゼロだったとしても。
絵を描き直さなくてよかった。うん。やっぱり、絶対に、よかった。
そうだよな、と心の中でつぶやいて、自分がいちばんきれいだと信じている絵を、あらためて見つめた。
細かく描き分けた灰色の空の隣で、ピンク色の桜の花がちょっとだけ遠慮がちに、春の訪れを告げていた。
の部分に入る言葉として最も適当なものを、次のア~エから一つ選んで、記号で書け。
ア 得意
イ 思案顔 ウ知らん顔
あきれ顔
(重松清「答えは風のなか』の文章による)
ヒロシと会話をしているときの先生について説明した文として最も適当なものを、次のア~エから一つ選んで、記号で書け。
絵を描くことが下手なヒロシにアドバイスをすることで、ヒロシの絵を入賞させようとしている。
イ ヒロシの考えを受け止めようとしながらも、キャッチコピーに沿った絵を描かせようとしている。
ヒロシに対して素っ気なく冷たい態度を取ることで、ヒロシに絵を描き直させようとしている。
みんなと合わせようと遠慮するヒロシに対して、好きな空の絵を自由に描かせようとしている。
回線の部分は、ヒロシのどのような状態を象徴しているか、簡潔に書け。
の部分について、ヒロシはなぜこのように思ったのか。 「○○ではなく、△△」という表現を使って、六十字以内で説明せ
10 この文章の表現の特徴について説明したものとして最も適当なものを、次のア~エから一つ選んで、記号で書け。
物語は、全体を通して一人称を用いて描かれている。
物語の出来事は時間の順序に沿って構成されている。
イ「」 を使って、場面がテンポ良く転換されている。
登場人物の人間関係が巧みな情景描写で表現されている。
解答
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なるほど〜〜!!わかりやすい解説ありがとうございました🙂↕️🌟