✨ 最佳解答 ✨
現在のお金(日本銀行券)はただの紙切れです。あの紙ペラそのものには何の価値もないわけですが、日本国政府が価値のあるものとして認めていて、日本国政府の信用により価値が成り立っているものです。
対して江戸時代の大判・小判はどうして共通の価値として人々の間で認められているかどうかというと、小判が金・銀という価値のある物質で構成されているから、価値があると共通認識があるわけです。なのでその中身が減ると当然小判そのものの価値も下がります。貨幣価値が下がるということは実質的に物価高になります。
例えばここに一個の小判(100g)があったとします。全てが金で出来ているわけではなく、その半分が金で、残り半分は銅で出来ているとします。
つまり金:銅=50:50(g)です。金の価値は現在1g=1万5,000円です。つまり現在この小判を溶かして中の金を売れば75万円の価値になります。
では試しにこの小判の金含有量を減らしてみましょう。
先程とサイズは同じ小判一個(100g)。
しかし中身が変わります。
金:銅=25:75(g)になったとします。
金1gの値段は変わらず、1万5,000円です。
しかし当然金の含有量は減っていますので、小判を溶かしても37万5000円にしかなりません。
そうなると商人たちはものの値段を上げないといけません。何故なら今までは小判一個で売っていた物を、値段がそのままだと実質半額で売ることになるからです。金の減った分に合わせてつまり今回は物価は2倍になります。
これで何故小判の質を落とすと物価上昇する理由が分かると思います
わかりやすくて納得できました!
ありがとうございます✨