「十訓抄」(じっきんしょう)って出典が書いてあるので、そのタイトルの成立時代とジャンルを覚えていれば正答できると思います。
日本史で時代別に覚えた文学作品の知識があれば、それを流用できますね。
今回の十訓抄は、鎌倉時代の説話集です。教訓の「訓」です。当時の教訓とは、仏教的教訓。
なお説話集には、仏教パート(ありがたいオチがつきがち)や民話パートがあります。
歴史物語なら「花大今水増」(花大根、水増し)とか? ちょっとマイナーめ。
あとは三代随筆「枕草子、方丈記、徒然草」とか? これは時代も含めて頻出。
過去問を知らないので出題傾向はわかりませんが、こんな感じで覚え方はありますね。
参考書(国語便覧とか)などで、いわゆる「文学史」としてよく取り上げられている古典を覚えてみてください。
「文学史 古典」とかでググるのもおすすめ。覚え方が載ってます。
伊勢や源氏、平家なら簡単ですけど、今昔や宇治拾遺、蜻蛉や更科、大和や平中、太平記、とかだときついですかね?
きっと基本は覚えられますし、めっちゃ変な出典でも数点失うだけだし、気軽にいきましょう。
十訓抄は、そりゃ知ってればいけますけど、わりとマイナーどころの出題ですね。高校受験なら正答率低そう。