Undergraduate
物理
量子力学1 前期量子論
34
788
0

このノートは大学3年の時に受けた量子力学の授業のうち、前期量子論に関するものです。
テキスト:量子力学(著者:原康夫 岩波書店)
間違いの指摘や意見をお願いします。

ノートテキスト
ページ1:
量子力学A; 次元の量子力学 19℃; Newtonの力学 Maxwellの電磁気学 非常識を常識にするのが 量子力学のねらい これからせることのイメージ 古典物理学 適用限界がある (非常識な世界) 未知の世界へ行くには、 理解が必要そのときに... 古典的な理解 ←抽象化 古典物理 が効く 非常識 未知 量子的な理解 量子論 (ex) → ↑ 位置→位置演算子 すべての物理量は、「演算子」となる。
ページ2:
前期量子論 ■光電効果 B Compton散乱 19世紀には、 古典物理で説明が つかなかった現象 田空洞放射 田原子の模型 これに悩んでいた。 ▷光電効果 電子 金属表面に光をあてると 電子がとび出す現象 金属表面 M' これを実験すると(右図) V=0でも、電流が M 流れた。 これは、光によって、 電子が、エネルギーを 持ち、初速があったため、 MM'を通行できた。 4117-111. さらに、Vcoの電圧(逆)をかけると、 Vo (Vovo)で、電子は、止まる(電流I=0) このをくわしく調べる。
ページ3:
電子の受けとるエネルギーは、 erである。(eco). これが、電子の運動に用いられる。 I=0 ということは、 -Vo MN間を走.Nについたとき、止まるのだから H -e√o = 1½ m²² (=k). が得られる。 次に、光の強さ(明るさ)を変える。(色は変えない。) 明 すると、明るい光が、電流は、 よく流れるが、ある値で、 電圧をいくらかけても 頭打ちとなる。そしてI=0のVは 光の明るさによらない。 光は、「波」だから」 -№ 0 明るさは、波の振幅のこと 明るければ、明るいほど、 得るエネルギーは、大きくなるはず、 しかし、そうはならなかったので。 もしかしたら「光=波」という考えは違うのでは? 暗 明 暗
ページ4:
次に、明るさを同じにして、色を変える。(振動数のこと) このとき、VoxDとなるはずである。 結果は、右 (K=evo) これを式にすると K = hv-w (傾きh.切片-Wの直線) 0. -W 不 -U 次に、金属を変化させると、青いグラフ K=hD-U 変化するものは、K切片UWだけであり、傾きhは不変 ◎このhには、スゴイ意味があるのでは? →金属を変えても、K-Vの関係は一定 ↓ Einsteinの解釈 Kは、エネルギーの次元を持つ⇒右辺もエネルギー hv-w. ⇒光は粒子では?
ページ5:
光は、hDというエネルギーを 持った粒子である。 その粒子の、電子をひっぺがすのに -W 米 >hr ∞ o ☹ a o b b д o☺ 使うエネルギー(仕事)がWなので、 電子が、光から、受けとる正味のエネルギーは、h-W つまり、光は、エネルギーを持つ「米量子」の集合 光子 「粒子」は、マズいので、エネルギーという何らかの里を持つ粒チ 旦 ということにする。 だが、光が「波」を否定すると、とたんに説明できないものが たくさん出てくる。 ex Youngの干渉実験 山 x. I(強度)
ページ6:
これを「波と粒子の二重性」(duality)という。 まとめ 光には、「波動性」と「粒子性を持つ "Young's demunatration ↑ ・偏光 「h」 というエネルギーを当つ h = 6.6 × 10 34 をPlanck 定数という。 ▷hの単位 次元を考える。 物理量Dの次元dは E=huh= h = E d= [D] と書く。 つよう [h] = [] ここで[E=JU である. Juwel [長]-[5] より [h] = J-T To secondとしたら [h] = Jos 単位は J.S である. ※カ≒6.6×10334(J.S)
ページ7:
一方、「光は波」という見方もできた。 波の持つエネルギーは、波速に運動量を乗じたもの すなわち 光速=C E=cp とかける。 (たしかに[E]=[cp]と、次元は同じ) ここまでをまとめると E=cp ① p= として、Eに②を代入 C. E = hv ... @ P=h2 ここで、 は、光の波長を用いると、1/2=1/ つまり p = h を得る。 まとめると E=hv こうして、力学的な量の エネルギーEと運動量を p = h 波動の物理量である。 波長のと振動数口で 書き表せた。 ▷ Compton 散乱 (1923年) X-ray a 物質にX線を入射する。 散乱 この実験で、入射X線の スペクトルを調べる。 物質
ページ8:
結果は、右グラフ ここで、光の粒子説に 基いて考える。 光子と電子の散乱は次の量を得る +3 E=hy 電子 E=dpictmict 散乱X線 7' P p=po 介 相対論を用いて考える ことができるようになった。 (1905年:特殊 11916年う一般 ここでは、実験室系を考察する。 Po=0のとき E=mc2. 「Einsteinの (P.E). (P., E) = (0, mc²). sind → Coso Cos¢ 光子 電子(固定) sind 1 散乱後に、粒子の飛び去る方向のなす角は、 米子を中電子を①とおく、状況をまとめると... 衝突前 h 光 衡突後 h Pp 2' 子 Ep hv by' 電pe 0 Pe 子 Ee mc2 PC2+m2c4 波長 の式になる!!
ページ9:
これより、エネルギー保存則から. h + mc2 =. •h• — — ₁ + √ P²³c² + m² c+ また、運動量保存則から 進行平行 進行垂直 0 +0 = + 0 = 1 cp + Pe Cos.... + Amd - Pesmo. > >> Pe cos 0 = 1/7 - 1 coss &. ②、 ③⇒ Pesimo = + sim 4. 2h2 CA + - 2 22' - 2h2 一 77' wad. Pe² = (1 + 1/1)² - 2h ( 1 + coad.). 次に、①を整理しなおす wed ⇔hc 両辺平方して hc (1=1=-=1/1/71) + mc² ~ Phe (= = = ² ) + 3hcl mc² = Pe² C² + m²c +m mc² f² = Pe² c² + m² c4
ページ10:
Pe² = (1-1)² + 2mc (第一部) ④=⑤ だから 242 (½ - ½ ) 111 ⑤ (1+ Card $) = 2mch ( 1/12 - 12/1² ) (1+and)=2mch AN h mic (1+ cord)=-7'-7. x-aoゆえダー20 ナゼ?) つまり h (1+ CAD) >0. mc これが成立するので、電子は弾性衝突を する「粒子」という考え方が強くなった。
ページ11:
▷空洞放射 強度I ・弘(小さすぎる) 「光が波である」 () 完全に、光をシャットアウトする 箱があり、その中に空洞がある。 この箱には孔があり、 そこに光を入れることができる。 この箱を熱すると、発光して その光が孔から出てくる。 この光のスペクトルを調べる これをなんとか表そうと ヤッキになった結果。 「Planckの放射公式」 T₁ <T₂ T₂ T₁ T3 振動数 強度Ⅰと振動数の 関係は、上のグラフを得た ところがこれを1つの式で 表現することができなかった。 「光波」とすると、 U→∞でI→♡となり 「光二粒子」とすると VOで1→8 となるからだ。 を得ることになった。 I (V) = 8πh23 C3 1 exp(17) -1 ※b= Boltzman 定数 この公式はんと1の大川で分けて考える.
ページ12:
りょく 1のとき、exponentiala Taylor展開で ex=1+xc++ + ... >>> e² = 1 + V. 1 だから +32. I(v) = 8πh V³. (hD +1) = ? で I(V.) α V². D<<1で、たしかに、放物線のように見てとれる。 1では、 3 I (V) = 8th v³. C3 μとでは hv e hv PT. では、eの方が強いので、 I(V)oer たしかに、指数函数 こうして、うまく近似していた。 ここまでは、電子のミクロ現象を論じた。 これは、物質にも適用されるのか。
ページ13:
▷波と粒子の二重性 光のエネルギーは... RB E = hv 粒子 E= J' a cp ▷物質のなりたち ↓ ((( 電子・粒子 という「粗」でできている! 「本当か?!」 光だけでなく、電子や粒子は de Brogie [E = h V (フランス) の関係を満たす あらゆる物質は棋子性と (de Brogieの関係式) 波動性を持つ(de. Brogieの仮説) 電子とYoungの干渉実験 光(粒子性・波動性を持つ)⇒干渉縞の発生 光 では、電子を光子のかわりにとばすと・・・? 電子錠 スリットⅡ 銃 スリットⅠ 強度 ↑ 電子は 電子は1つだけ どちらかのみ のみ通れる 通る。 電子が 帯状につく 干渉縞?
ページ14:
干渉縞が作られるのは、スリットⅡで、どちらの 穴を通ったかが分かれば解析可能だ! 電子銃 干渉縞は表れない く ? 干渉縞が消える! なぜ、このような不思議なことが起きるのか? de-Brogieの関係式から、いろいろな粒子の 波動性を調べてみる。 ①中性子 m = -27 1.7×10(kg) V=1.0×10+(m/s). p=mu だから、p: h h = <=> 9= = a mv h=6.6×90-34 だから、中性子の波長は、 x= 6.6 x 10 -34 3.88×10-11 1.7×10 ×1.0×104 [m]. ちなみに、水素原子の半径は約5.0×10-10mだから イメージとしては右図 このような波を物質波という。 中性子 7
ページ15:
100kgの陸上選手が100mを10秒で走りました。 この選手の物質波波長を求めなさい。 λ= h xy. h = 6.6 × 10-34 12. P mv ひ=100÷10=10m/s -34 J = 6.6 x -37 6.6 x 10 [m] 1.0×102×10 物質波のイメージは右。 このように、巨視的な物体の 物質波波長は、天文学的に 小さいから、ムシすることはできる。 サイズを ところが、粒子などは、波長と 物質サイズのオーダーが等しいので、 二重性の考察が必要だ。 選手と同じにした 原子 あらゆる 年の原子 (バス) しかし、どのようなサイズであっても、物質には、物質波が存在する。 これが、物理学の革命の一つである。 原子の構造 ① C + 量子力学の誕生 しかけているとき。 原子の型は派聞が 左の2つに分かれて いた。 ① D 後にRutherfordon JJ Thomsonの 長岡半太郎の 実験によって ぶどうパン模型 土星型模型 長が正しいと分かった。 比較的
ページ16:
電子が、長岡の模型のように周回しているとする。 水素原子で、電子の質量をm、速度を、電荷をe 中心からの半径をrとすると、 力学的エネルギーは、 = = 1/1 m²√² - k (2)定数) 向心力と遠心力の大きさは等しく ひ m- = - mv² = ke² E E= 2 r m e 遠心力 ゆえに 光 E 2 r しかし、電子の直進を曲げると 光を出してエネルギーが減少し、 それにより、半径が小さくなる。 周回 やがて、電子は、陽子(中心)におよそ10-12秒で落ちてしまい. 原子は、なくなるはず。 なのに、我々や物質が存在するのはなぜか? ここから少し逃げて、原子が安定するようなことを あれこれ考えた結果Bohr-modelだ。 DD Na o r.
ページ17:
量子力学 1章 前期量子論
其他搜尋結果
與本筆記相關的問題
Undergraduate
物理
熱力学の定圧モル熱容量とエントロピーの問題です。 回答は1なのですが、計算方法が分かりません。 途中式をご教授していただきたいです。よろしくお願いします。
Undergraduate
物理
問5-2がわからないので教えて頂きたいです! 図のみでの説明ということだったので、加速度ベクトルを図示して、接線方向と垂直方向に分解し、加速度の接線方向(速度ベクトルと同一直接上?)によって減速か加速が決まることを図示したかったのですが、月が近づく方の図示が上手くいかず、加速するはずなのに減速になってしまいます。そこで、何が間違ってるのか、どうしたらいいかなどのアドバイスを頂きたいです。また、他にいい説明の仕方があれば教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。 焦点の位置や回転方向を変えての図示を試してみましたが、必ず遠ざかる方か、近づく方のどちらかの図示が上手く行きませんでした。
Undergraduate
物理
107番についてです (2)まで正解です (3)以降で自分が書いてることのうち何を間違えているのか指摘してほしいです 習っている先生が合成容量を使わない方針なので、その方針で指摘していただけると助かります
Undergraduate
物理
こいつらの公式は相対速度の公式なんですか? 相対速度にしか出てきませんか? 2枚目の解き方じゃダメなんですか?
Undergraduate
物理
2質点系モデルの問題です 学んでいる人少ないと思いますが分かる方教えてください🙇♀️
Undergraduate
物理
クラウジウスの不等式の証明の仕方を教えていただきたいです!
Undergraduate
物理
全波整流回路について質問です。 このダイオードの向きで正の電流について負荷に流れる道なりはわかるのですが、負の電流について見た時、どのようにして負荷に流れるのか教えていただきたいです。
Undergraduate
物理
解いてください
Undergraduate
物理
電気回路の問題です。ベクトル軌跡の書き方がわかる方居ますか?
Undergraduate
物理
運動方程式がこうなることを示す解答教えて欲しいです!
News
留言
尚未有留言