Undergraduate
心理学

交通心理学〔放送大学〕1章ー4章

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かず

かず

交通心理学総論
事故発生メカニズムと人的要因
注意と確認行動

ノートテキスト

ページ1:

交通心理学
No
(DRIO
1 交通心理学総論
モビリティ、交通事故、人的要因
モビリティ
日常生活に必要な人間の移動を意味する。
交通事故の死教
(5.40~現)
濱政行者
158433
(182)
70年に16.708人(死者数)ピークでその後減少('04年.4914人)
件数が減少したのは60年代になってから。
道路交通システムに
おける安全性向上
日本:徒少交通が主(江戸) 欧米・馬車交通がき(中) 道路整備が異なる。
人・道路の3巻で道路交通システムは成立。
事故防止には人的要因の影響がもっとも大きい
事故発生要因
人的要因
個人の特性や行動が事故を招くという考え方。
環境要因
事故の原因を主として環境要因に求めようとする。
長山の交通環境論
道路交通環境
道路やガードレールのような構造物が建造物のこと。
意味的交通環境 信号や路面標示が記され、返る」や「通行区分」などの
意味が付与
対人的交通環境 道路上に乗用者、自転車、歩行者が共存している実態。
交通環境一路交通環境
一本的交通環境
L社会的交通環境対人的交通環境
交通環境
交通心理学の産業心理学の労働災害防止の分野からう
交通心理の研究事故分析 事故統計分析
-
一事故詳細田分析
一質問紙調査
一面接調査
行動観察やフィールド実験
意識行動傾向から世代差、時代による意識差」
意識と行動傾向を詳しく調査

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交通心理学総論(2)
事故合性、事故傾向、運動行動モデル、リスクホメオスタシス
事故化性
dej: 個人の持っている、事故を起こしやすい安定した性質
あまり変化しない個人の特性(パーソナリティ、知的、精神運動
↓研究が進んでくると、(すともと不適格の人を見つけ出すのが目的)
知能が高くても低くて事故起こしやすさとはあまり関係がないこと
が判明
事故傾向
def: 事故発生に影響を与える人間的要因
・一時的要因
・変化する要因
・永続的要因
・社会的要因
事故傾向 事故傾性
運転適性検査 何らかの検査によってその人の事故傾向を調べようとする方法の
ひとつ(検査結果と実際の運転との結びつきが弱い)
診断結果を基に教育指導が難しい
なので
速見越し反応
検査
先急ぎ傾向を評価
「運転診断普及
実際の運転を評
ドライバーが何に注意しているか。
最近の研究法
アイカメラ法:眼球運動を記録(中心視を記録)
ジャイロセンサ測定法:左右への安全確認の頭部運動を記録
ビデオカメラ:ドライバーの顔の様子や交通状況を記録
ドライブレコーダー:運転行動記録装置(速度ペカッ速度記録)
アイカメラは、即時分析が難しいがジャイロセンサーは自分の問題点を即時に
評価できるので教育活用が容易
日本での運転の教え 認知・判断・操作
↓
認知:他の交通参加者や交通信号に注意を払う。
判断:「ここで止まる」、「曲げる」の判断を行う。
操作:実際のハンドリング&ブレーキをかける
これは単純化しすぎである。

ページ3:

ムンシュ「ディノーメン論」
↓
運転中に事故を招くかもしれない危険状態が出現したとき、
リスクを回避運転事故は避けられ安全な状態が出現。
リスクを回避しない運転→事故が起こる可能性が高まる。
こうした危険状況をディノーメンゾーン
この時の人間の意思決定や行動が重要。
バーカートの運転行動モデル 知覚された情報に基づいて、心的過程が進行
自動化された過程
ワイルドのリスクホメオスタシス
理論
意識することなくブレーキを踏む
(反復する行為は習慣化する)
・意識され程
重要な対象くが存在しているときに
化され行為が実行
個人にはここまでなら許されるというリスクに対する許容値があると仮定
個人のリスク許容値を超える状態→日避行動をとり、リスクを低減する。
個人のリスク許容値を下回る状態→リスク許容値の水準まで行動リスク
4
を高める。
個人の抱えるリスクを一定に保とうとする
交通参加者の感じ方や行動変化が重要という視点を与えたことは評価
賛同する研究者はらい
交通心理学の課題
交通行動、特に運転行動の研究が重要
どのような行動がどのような場面でどのように起こるのか
のメカニズム
研究の特徴
交通参加者の行動を調べ
「モビリティ」に関わるリスクを把握し、
対等によってリスクを低減し、事故防止を図る。

ページ4:

3.事故発生のメカニズムと人的要因。
交通事故死の移
70年の16,765人がピーク”79年に8,466人まで成功
その後、経済活動の活性化、夜型化、シートベルト着用率低下、高齢化
死者数は
「88年 97まで、1万人を超える。
第2次交通戦争
09年 4914人まで減少
23年度の白
死者の50.4% 65才以上
若者や子どもの事故死者は大きく減少
事故の代表的パターン
交通事故原因は複雑な面を持つ。
①歩行時や自転車用中 子どもや高齢者に多い
の事故
②交差点における四輪 サンキュー事故
と二輪車の事故
③交差点で左折 左折時のまき込み事故
と直進二輪車の事故
④駐車車両への衝突思わぬ駐車に気づくのが遅れる
事故
⑤ 若年者焙齢者特有 若手
バイク,車・原付
wet-
の事故
高齢者・・・歩行中自転車 原付
不注意、注意散漫、不適切な注意、誤った仮定
不適切な運転行動、過度なスピード,不適切な回避行動
事故の直接要因
事故の関接要因
身体的生理的
精神的、情緒的
経営
アルコールによる機能低下、視力低下、疲労、疾病
情的混乱、他の運転車からの圧力、急ぎの気持
運転車の経験会のき、東に不慣れ、道への慣れすぎ、
逆に不案内
○人的要因事故の微
事故防止のためには、
全事故中に占める割合が高いミスは連鎖しやすい、関連する諸要因が多い
人間はあいまいな状況になると、とかく面倒くさいという横着さがあらわれやすい
交通環境の整備や交通安全教育の推進が重要

ページ5:

人的要因事故の主要国
人間行動特性や性格特性など
機械・車両や道路設備
・任務・業務・通行目的
管理・車両管理乗務員管理教育
その他・・・自然条件・環境条件、
Date
「不注意」による事故
人間の情報処理には限界があり、あらゆる情報を同時に処理する
ことは難しい。(優先順位をつけたり、一部の処理を省略)
↓
「注意の分散」が事故要因として重要
事故原因としてのヒューマン・
ファクター
先行条件、注意の分散、注意の国着、短期記憶の変容
連絡・伝達の不適格
事故防止のための安全
交通環境の整備
施禁
①安全・安心な歩行空間の整備②ITSの推進 ③自転車利用環整備
交通安全教育の推進
①高齢者への教育 ②自転車の安全利用③運送事業者導④運転安全マネ
車両の安全確保
ジメント制度の充実
救急救命体制の確保、
企業内での取組み
小集団活動が
ヒヤリハット活動
(
KY活動、QCサークル, TBM
危険予知トレーニング
ハインリッヒの法則に基づきニアミスを収集する
Tool Box Meeting
道具箱を囲んでの
ミーティング
交通安全教育のモデル
現状把握 教育方針 目標設定
+プログラム作成
評価
交通教育プログラム」
教育内容の設定
手法の確立
・支援体制の
一人間工学的対策
車両の安全教育
路交通環境の整備

ページ6:

[Date
4.事故発生メカニズムと人的要因(2)
交通事故の分析
事故統計分析
事故メカニズム解明に向けての定量的アプローチ
OECDIRTADなどが代表的
非集約型事故 AB
国際道路交通事故 B
事故ごとに事故原票がHBに登録
日本(ITARDA) ヨーロッパ(CARE)らある。
交通事故総合分析センター
事故言細分析(事故ミクロ分析)定性的アプローチ
車両損傷や身体損傷交通状況や交通参加者の行動や
心理面を分析
フィンランドの事故調査チームが有名
(VALT:フィンラン損保会社連交安委員会が運営)
交通コンフリト
インシデント
ヒヤリハット的なもう少しで事故につながる事象(2者間が対象
特異事象(出来事)、何らかの特別な事象が対象(2番内のみならず
草を含む)
交通コンフリクトの行動指標 GM方式
スリップ攻
外逸脱
目視でのハンドルやブレーキによる車両の回避行動をチェック
する方式。
P P P P P P
TTC(衝突までの時間:time-to-collision )
もし回避がなされなかったら、あとどれ位の時間で相手と、
衝突するかを算出するもの
(値が1、2秒以内ならば交通コンフリクトと定義)
time)
PET(通過後到達時間oz行動後到達時間:post-ensroachment-
例:右折の場合に右折車が右折を開始し、交差点を通過し、交差道路
の車がその同一地点を通過するまでの時間)
交通コンフリクトの長所 交差点のような予定地点での事故リスクを早期に抽出できる。
対等の効果測定においても有効
名阪国道の調査(160) 正面衝突、追突事故、法事故

ページ7:

5. 注意確認行動
Date
運転車の注意の研究
二重作業法
運転を主作業とし、副次作業として計算や刺激検出作業をさせる。
帯は運転を直接記録するのが難しかったので考案された。
現在はアイカメラ等を用いて運転行動も記録しつつ、副次
の熱点の補足データを収集する所しい活用が行われている。
注視の一部しか報告されない。個人差が大きい何に注意してるかが明らか
運転時の注視対象を言語報告させる(コメンタリー運転)
初心者は自由周辺のガードレール炒面表示、経験者は意味情報、重要
ドライバーの注視点の動きを分析(視野は200度)
ブレーキランプ
言語報号法
アイカメラ
ジャイロセンサー法
人体の動きを捻出したちの安全確認行動が分析できる
頭部運動が必要な交差点などの調査に向く。
短:漫然運転でキアイマークが存在するため区別できない。単路調査に行く。
注意の2つり次元 「選択」:多数の刺激から特定の刺激を選ぶ(注意の広さ)
「強度・重要な刺激にしっかりと注意を保持する(注意深さ)
わき見運転
「重要対象への発見の遅れに典型的な不意事
外への脇
単純な脇見、目的ある脇見
車内への脇
←前への脇見、人への脇
漫然運転や低走行 単調な道路を運転しているときに起こる。
覚醒水準が低下(だんだんと意識がぼんやりする)し、
利用できる注意資源が減少するため、刺激の選択や集中
困難となる。
単調な場面での注意の接続を調べる
ビジランス研究
中心視
中心視の移動
サッケード(飛躍眼球運動)と跡的眼球運動がある。
・短時間で多くの刺激対象を見る場合に用
人の視野は200度あるが、そのうち細部まで見ることができる
中心視は2度程度
二輪と四輪の運転野 ライダー直出路面と遠方という縦の運動が多い、四輪は遠方の左右を広く注視
(長山)
実証的・現実的実験だが、対象者が3名とい
KOKUYO COSE-LEAF /So my

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