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5 電流のはたらきについて調べるために、 次の実験を行った。 後の(1)~(5)の問いに答えなさい。た
だし、電熱線以外の部分の抵抗は無視できるものとし、 発生した熱はすべて水を温めるのに使われ
るものとする。
[実験1]
ポリエチレンのコップに水60gを入れて、 しばらくたってから水温をはかると20.0℃であった。
このコップに電熱線Aを入れて、 図Iのような装置をつくり, スイッチを入れ, 電熱線Aに10.0V
の電圧を加えると, 電流計は0.5Aを示した。 さらに, 水をときどきかき混ぜながら, 電流を流し
て,1分ごとに水の温度を調べた。 図IIは,その結果をもとに電流を流した時間と水の上昇温度
の関係をグラフに表したものである。
☑ I
温度計
電圧計 電源装置
〇〇
スイッチ
ポリエ
「チレンの
電流計
水
コップ
・電熱線A
[実験2]
図 I 6
5
電熱線A
水の上昇温度
の4
2
1
23 4
5
電流を流した時間 [分]
表
図Iの電熱線Aを電熱線Bにかえて,実
験1と同じように10.0Vの電圧を加え, 電
流を流して1分ごとに水の温度を調べた。
表は,その結果を示したものである。
電流を流した
時間[分]
2
012
3|4|5
|水の温度 [℃] 20.0 20.8 21.6 22.4 23.2 24.0
(1) 実験1より, 電熱線Aの抵抗は何Ωか、書きなさい。
(2) 次の文の,
に当てはまる語を書きなさい。
図IIのグラフより, 電流を流した時間と水の上昇温度は | することがわかる。
(3) 実験1の結果より, 電流を流し始めてから8分後には, 電熱線Aを入れたコップの水の温度は
何℃になると考えられるか書きなさい。
(4) 実験2の結果より, 電流を流した時間と水の上昇温度の関係を表すグラフを,図IIにかき加え
なさい。 ただし, 測定値にをつけること。
(5) 実験1,2より, 消費する電力が大きいのは電熱線A,Bのどちらか, 書きなさい。 また,そ
のように判断した理由を簡潔に書きなさい。

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実力テスト理科
〔電流のはたらき〕
解答例
(1) 20Ω
* (抵抗)=(電圧) (電流)=10V÷0.5A
(2)比例
(3) 29.6°C
* 原点を通る直線はすべて比例
* グラフから5分で6℃上昇しているので8分で1℃上昇する
とすると5:6 = 8:t という比例式つくれ、これを解くと
5t = 48 より t = 9.6℃上昇する。
(4)
水の上昇温度
6
5
電熱線A
4
3
2
1
1
2 3
4 5
電流を流した時間 [分]
(5) 記号 A
理由 電熱線B より電熱線A の方が温度上昇の割合が大きいから。
* (電力)=(電流) × (電圧) であり, 電熱線AもBも同じ電圧を
加えているので温度上昇の割合が大きい方がより大きな電流
が流れ、消費する電力も大きくなる。