Senior High
1
生物

高校 生物基礎 遺伝子

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𝘊𝘩𝘪𝘯𝘢.

𝘊𝘩𝘪𝘯𝘢.

Senior High1

初めての投稿です。
自粛期間中にまとめたものです。
役に立つと嬉しいです☺︎

ノートテキスト

ページ1:

第1章 生物の多様性と共通性
P.20~
生物に共通する特徴は4つある。
①共通の構造をもつ細胞でできている。
Date
②生命活動にエネルギー(ATP)を利用する。
③自己増殖し、DNAによって遺伝情報を伝える。 ⑨体内の状態を一定に保とうとする性質がある。
生物を分類する基本単位であり、共通の特徴をもった個体の集まりのことを種という。
多様な生物が共通の祖先から分かれて生じてきたことを、技分かれした樹木のように示したものを
系統樹」という。
生物が進化した経路のことを系統という。形態・細胞の構造する物質・DNAなどを比較することで推定できる。
細胞は、イギリスの物理学者:フックによって発見された。(1665年)
コルクの切片を顕微鏡で観察した結果、多くの小さな部屋に分かれた構造を発見し、この小部屋を
細胞(cell)」と名付けた。
1838年には、ドイツのシュライデンは植物について、シュワンが動物について(1897年)、
「細胞が生物体をつくる基本単位である」という細胞説を提唱した。
ドイツのフィルヒョーが「すべての細胞から生じる」と唱え、どの細胞も
細胞の分裂によって生じると主張した。
細胞には、核をもつ真核細胞と、核をもたない原核細胞がある。
動物や植物など、真核細胞からなる生物を真核生物といい。
原核細胞からなる生物を原核生物という。
ロバート・フック、
ばねの弾性に関する「フックの法則」
で知られる。
大腸菌やシアノバクテリアなど、
細胞の
この構造のうち、全ての細胞に共通して存在するのは、細胞膜と、細胞質基質である。
核や葉緑体など、特定のはたらきをする構造体を細胞小器官といい、真核細胞の内部には、様々な
細胞小器官が存在する。
真核細胞の細膜膜とそれに包まれた内部は、核と細胞質に分けられる。
オオカナダモの葉の細胞を観察すると、葉緑体が流れるように動いているのが見えることがある。
このような現象を細胞質流動(原形質流動)
☆発展☆
細胞質の主成分は、リン脂質とタンパク質である。リン脂質はリン酸をもつ脂質である、リン酸の
部分は水になじみやすい性質(親水性)で、肥質の部分は、水になじみにくい性質(疎水性)である。
疎水性を内側、親水性を外側にして並べている構造を肥質二重層という。

ページ2:

Date
・細胞壁は、植物、菌類、細菌の細胞膜の外側に存在する構造であり、動物細胞には見られない。
植物細胞の細胞壁は、セルロースという物質を主成分とする。
真核細胞には、ふつう1個の球形の核があり、核は核膜といわれる膜で包まれている。
核の中には染色体があり、酢酸カーミンや酢酸オルセインなどの染色液でよく染まる。
染色体の主な成分はDNAとタンパク質である。
細胞の呼吸にかかわる細胞小器官を、ミトコンドリアという。
酸素を使って有機物を分解し、エネルギーを取り出している。
核のDNAとは別に独自のDNAをもっている。
植物細胞に存在する細胞小器官で、光合成を行うのを、
葉緑体」という。
緑色の色素クロロフィルを含み、光エネルギーを利用して、二酸化炭素と水からデンプンなどの有機物を合成する
液胞は液包膜で包まれており、内部を満たしている液を細胞液という。
細胞液には、タンパク質や炭水化物のほか、無機塩類などが含まれており、アントシアニンなどの色素を含むもの
がある。
体が1個の細胞からできている生物を単細胞生物という。
単細胞生物には、集団を形成し、1つの個体のように生活するものもある。その集団を細胞群体という。
ヒトの体には約60兆個もの細胞があるといわれる。それらの細胞は200種類以上に及び、それぞれが
特色ある形とはたらきをもっている。
多数の細胞が集まってできた生物を、多細胞生物という。

ページ3:

.
2章
細胞とエネルギー
代謝は、生体内で起こる
化学反応の全体である。
mm
細胞は、外界から必要な物質を取り入れ、不要になった物質を排出する。
その過程で、取り入れた物質を材料として新たな物質を合成し、取り入れた物質や合成した
物質を分解する。これらの合成や分解をまとめて代謝という。
代謝には、単純な物質から複雑な物質を合成する同化と、複雑な物質を単純な物質に分解
する異化がある。
植物のように、外界から摂取した無機物だけを利用して、自身が必要とする有機物を合成し、
外界から有機物を摂取しなくても生きることができる生物を独立栄養生物という。
動物のように、ほかの生物がつくった有機物を摂取しないと生きられず、 外界の有機物を利用して
自身の生命活動に必要な物質を合成したり、エネルギーを得たりして生きている生物を従属栄養生物
という。
代謝の過程では、化学反応に伴ってエネルギーの受け渡しが行われる。エネルギーの受け渡しは
ATP(アデノシン三リン酸)という物質によって行われる。
呼吸では、有機物が分解される過程で取り出されたエネルギーを用いてATPが合成され、有機物に
蓄えられた化学エネルギーがATPに受け渡される。このATPに蓄えられた化学エネルギーはATPが
物質の
ADP(アデノシンニリン酸)」とリン酸に分解される際に放出され、生命活動のエネルギーとして、
合成や筋収縮などに広く利用される。
ATPは、塩基の一種であるアデニンと、糖の一種であるリボースが結合したアデノシンという物質に
3つのリン酸が結合した化合物である。
ATPなどの分子内にあるリン酸どうしの結合を高エネルギーリン酸結合という。
代謝における数々の化学反応は、酵素というタンパク質のはたらきで進行する。
化学反応を促進させる物質を触媒と
といい
化学反応の前後で触媒自身は変化しない。

ページ4:

偉
遺伝情報とDNA
P.62~
生物はそれぞれに特有な形や形質をもっており、このような特徴を形質という。
親の形質が子やそれ以後の世代に受け継がれる現象を遺伝という。
生物の遺伝する形質を規定する要素を遺伝子という。染色体に含まれている。
本体はDNA(デオキシリボ核酸)であることが分かっている。
No.
2部
Date
細胞の核に多く含まれる酸性の物質を核酸という。
リン酸、糖、塩基からなる
B
ヌクレオチドが連なった高分子化合物。
DNAを構成するヌクレオチドの糖は、デオキシリボースである。
また、塩茎には、アデニン(A)ハチミン(T),ヴァニン(G)、シトシン(c)の4種類がある。
AとTGとGの組み合わせで弱い結合を形成し、この形質を相補性という。
mmmmmm
1952年、ウィルキンスとフランクリン」は、DNAがらせん構造をとることを明らかにし、
1953年にワトリンとクリックが、DNAの二重らせん構造」のモデルを提案した。
DNA中の、4種類の塩基の配列順席(塩基配列)が遺伝情報となる。
個体の形成や維持に必要な一通りの遺伝情報をゲームという。
真核生物ではDNAは主に核内に存在し、染色体を構成している。
染色体には非常に長いDNA分子が含まれている。
※ヒの染色体数は46本!!!
ヒトには、約22,000個の遺伝子があり、遺伝子の占める部分は全DNAの約2%の領域といわれている。
染色体を構成するDNAのすべてが遺伝子なのではなく、遺伝子はDNA上に点在している。
mmm
mmmm
ある生物がもつゲノムを解読して、全遺伝情報を明らかにしようとするのか、ゲノムプロジェクトである。
ヒトでは、核の染色体を構成する約30億対の塩基とミトコンドリアにある約1万7千対の塩基の配列の
すべてが明らかにされ、ヒトゲノムプロジェクトは、2003年に解読完了が宣言された。
ミトコンドリアは独自にDNAをもち、
その遺伝情報をミトコンドリアゲームという。

ページ5:

2章 遺伝情報の複製と分配
P.74~
細胞は多くの場合、2つに分かれることによってふえる。
No.
Date
細胞分裂には、体をつくる細胞がふえるときに行われる体細胞分裂と、生殖細胞をつくるときに
行われる減数分裂がある。
分裂前の細胞を母細胞分裂によってできた細胞を娘細胞」という。
体細胞分裂の場合、娘細胞がもつDNAの塩基配列は母細胞がもつDNAと同じなのは、
分裂に先立って、母細胞に含まれるDNAとまったく同じ塩基配列をもつDNAが合成されているから。
このようなDNA合成をDNAの複製という。
細胞分裂によってできたばかりの娘細胞が、
再び2つの細胞に分裂するまでの周期的な過程を
・細胞周期という。
Look!!
M #A
Go #A
G2期
分裂
期
G2期
分裂が行われている時期を分裂期(M期)といい。
M期は前期・中期・後期・終期に分けることができる。
間期
5期
分裂が終了してから、次の分裂が始まるまでを間期という。
間期は、DNAを複製するDNA合成期(S期)・M期が終わってからS期が始まるまでの
DNA合成準備期(G1期)・5期が終わってから1期が始まるまでの分裂準備期(G2期)に
分けることができる。
※G2期に通常の細胞周期から外れ、分裂をやめる細胞もある。
この時期をGo期という。このような細胞は、特定の形やはたらきをもった細胞になる。
☆Go期やG2期のGはGapの頭文字であり、Gapとは、「すきま」を意味する。

ページ6:

3章 遺伝情報とタンパク質の合成 P.80~
Date
生命活動に必須の情報はDNAに含まれ、その情報をもとに、タンパク質がつくられる。
DNAの情報をもとにしてタンパク質が合成されることを、遺伝子の発現という。
DNAの塩基配列を写し取りながらRNAがつくられる過程を転写、RNAの塩基配列がアミノ酸
配列に読みかえられ、タンパク質が合成される過程を翻訳という。
複製
転写
翻訳
DNA
RNA
タンパク質
☆タンパク質は、たくさんのアミノ酸が連なって
できている。
L
このように一方向に流れるという考え方をセントラルドグマ」という。
RNA(リボ核酸)ヌクレオチドが連なった。
高分子化合物。糖はリボースでDNAと
異なる。多くの場合、1鎖で存在する。
無機塩類
炭水化物
脂質
哺乳類の
核酸
その他
の細胞をつ
タンパク質の種類は多く、コラーゲンやホルモンのインスリン
など、どれもタンパク質である。
パク質が主要成分である。
水
70%
[重量%]
をつくる成分(
・タンパク質は、鎖状につながった多数のアミノ酸で構成されている。
アミノ酸の並び順をアミノ酸配列といい、タンパク質の種類ごとにアミノ酸の数とアミノ酸配列は
決まっている。
RNAはDNAと同様にヌクレオチドが多数結した鎖状の分子だが、二重らせん構造ではなく、
通常は1本鎖として存在する。
RNAのヌクレオチドの糖はリボースで、DNAのものとは異なっている。
A、G、CはDNAと同じであるが、Tのかわりにウラシル(V)が含まれる。
DNAの塩基配列の情報を写し取ったRNAをmRNA (伝令RNA)という。
ユスリカやショウジョウバエなどの幼虫のだ液を分泌する細胞の染色体は、ほかの細胞の分裂中期の
染色体の200倍ほどの大きさがある。この染色体をだ腺染色体という。
だ腺染色体には、膨んでいる部分があり、これをパフという。
体細胞分裂を繰り返した細胞が、特定の形態や機能をもつようになることを分化という。

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