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日本史A

日本史A 〜多発したテロの背景〜

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金木犀

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閲覧ありがとうございます!

日本史A 第5章3節 ファシズムへの傾斜 のノートです。

暗記するための一歩として、流れを頭に入れられるようにまとめました。

間違っている箇所、まとめ方のアドバイスなどがございましたら、
改善して参りますので、コメントして頂けると嬉しいです。

ノートテキスト

ページ1:

0 = 二六事件
かん
君側の奸
(1936)
(=天皇の側で悪政を行う者)」の排除が
計画され、大蔵大臣高橋是清、内大臣斎藤実らが
皇道派の青年によって殺害された事件。
天皇中心の政治体制(=天皇親政) を目指す
→統制派 資源のない日本が無駄なく経済発展
するための運営に関心があ
た
陸軍の中に
(国家総力戦を目指す)
二つの派闘があった
<背景>
①昭和恐慌での失業者、農村恐慌での困窮
→資源獲得のため大陸の開発を進めていた陸軍に期待
②政治家と財界の関係が密接だった
→恐慌で人々が苦しんでも政府が手を打たない
③テロやクーデター未遂の多発
→
そんな政党政治や財界人は殺してしまえ!
(浜口首相狙撃、三月事件、血盟団事件など)
④国家改造運動(軍部独裁による国家)
指導者→北一輝
(※直接関与はしていない)
資本主義の悪いところを国家権力で調整
(=国家社会主義)
大川周明…社会主義(五・一五事件にも影響
⑤皇道派→クーデターで国家改造・軍部独裁・天皇親政
統制派→合法的に国家権力を得、総力戦体制へ
⇒対立

ページ2:

血盟団事件
(1932)
一人一殺主義
井上君といつ
た右翼の集団 (血盟団)が
前大蔵大臣の井上準之助と三井財閥の団琢磨を
暗殺した連続テロ事件。
<背景>
①普通選挙法が制定され民主主義化が進む一方で、
満州事変では関東軍が独断で行動するなどと
軍部の力が強くなっていた
(→同年三月事件・十月事件
⇒軍や暴力で政治を動かす)
②恐慌が立て続けに起こり、不業者も出る中
ドル買いて儲けた財閥に反感
詳細 たとえば
円の下落を見越した
ドルを買っておいて
あとで売る
=100円
今なら
高ぐ
安く
売れた1ドル
100円で
1 $ 200円
買える
買った
1ドル
100円で買ったノドル
買った200円
で
③十月事件に民間側で参加していた井上日石が
軍に頼らず自分たちで何かしようと考えた
その後)
井上は自首し、他14名が検挙されるも、軍の
関係者は誰も逮捕されず
→政府に反抗するテロは軍人がやるように

ページ3:

Date
○十月事件(1931)
1931年の満州事変に、政府がだした不拡大方針を
不服として、三月事件に関与した北一輝などが
計画したクーデター
<内容>
首相を暗殺し、軍事政権を樹立しよう
(→情報が洩れ、未遂)
〈その後>
桜会は解体されたが、軽い刑罰で済まされた
五事件へ
→
二六事件、
五

ページ4:

●〇三月事件 (1931)
<背景>
①大正デモクラシーの中で普通選挙法(1925)で
選挙権拡大、政党政治が進む
②戦後恐慌→震災恐慌→金融恐慌→昭和恐慌などで
政党政治
の
期待が裏切られ、
不満がつのる
WWⅠ後、軍縮が進む
1921
ワシントン海軍軍縮条約
1922
山梨軍縮(陸軍初の軍縮)
1925
宇垣軍縮(関東大震災の復興費のため)
首相にしよう
1930年9月、桜会結成
(→政党政治の打倒、軍部独裁政権樹立のため)
浜口雄幸
<内容>
警視庁を襲撃し東京で動乱を起こす
・開催中の帝国議会に押しかけ、議会封鎖
→浜口を辞任させ、宇垣を首相に
→時期尚早、計画が甘い実行せず
〈その後>
陸軍幹部クラスが参画していたため、 厳正な処分
がされず、隠蔽された
→多くのクーデターが計画されるようになり、
軍部の暴走が始まる

ページ5:

<内容>
Date
皇道派の青年将校たちが約1500人の兵とともに
重要人物の殺害、昭和維新をはかった
陸軍内部では意見がまとまらず、クーデター派有利
→しかし天皇が厳しい処罰を望み、鎮静、終結
<その後>
。
P
e
首謀者19名が銃殺刑、北一輝も死刑に
軍の人事で皇道派を外し、統制派が軍の実権を握る
閣僚の人事や軍備拡張など運の要求を受け入れて
ようやく広田弘毅内閣成立
(はじめて軍が表立って政治に介入した)
→軍部大臣現役武官制復活
ソ連を仮想敵国とする日独防共協定
(→決定的な軍国主義化)
⇒政党政治否定&軍部政権樹立(=国家改造)
企てるファシズム運動
を

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