ノートテキスト
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古文常識① 古文常識が分かると、どんな良いことがあるのか?例えば 夜いたうふけて、門をいたうおどろおどろし叩けば なにの用にかう心もなう、遠からぬ門を高く叩くらむ」 と聞きて 訳:夜がたいそうふけて、私の居る所の門をたいそう激 しく叩くので、「何の用事でこのように遠慮もなく、さほど 離れていない門を声高く叩くのだろう」と聞い C いて これだけだと、この門を叩く人がどういう人が想像 できない!でも常識を知っていると違う まず、この時代、女性が夜に外を出歩くことはほぼ ない。そして、男性が女性のところに行くことで結婚 生活は成り立っていた。だから、こういうときは主語になる人 は圧倒的に男性が多い 他には、結婚して、ケンカしたので出て行ってしまった」という文 だけじゃ、この出て行った人が書か夫が分からない。 でも、当時は男が女のもとへ通っていたなら、出ていく のも男だと予想できる! 古文では、男女関係を扱ったものが多いから、男女の 常識を知ることは、古文読解で大きなプラス になる! 3
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No. Date ここからは、さっきも出てきたように男と女をつなぐ 鍵ともなる「和歌」について! 古文では和歌を大和歌・言の葉・敷島の道 などという また、男女が和歌を詠み合うとき、普通は 男が先に詠む その詠んだ和歌を男は従者に託し、その人が 女側の従者に託し、女のもとへ届く 返歌はこの正反対のルートをたどる 和歌 FRO ・返歌女の従者 男の従者 男は和歌を手紙に書くが、この手紙を 文・消息・懸想文 という この手紙では草花が添えられたり枝に結 ばれたり、香をたきしめた衣類に添えられたり して送られることが普通
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② 気に入った女への求愛行動を総じて呼ばひという。 この呼ばひのやりとりに有効なのは和歌(後述) そして、男は女に懸想文という和歌つきのラブレター を送り、そして男女がやりとりで意気投合すると 男は女のところに泊まりにくる ③男は女のところへ泊まりに行くと夜明け前に帰る。 帰路の途中や自宅に着くと、女に和歌つきの手紙を送る これを後朝の文という。「君のことを思い出して何度も 振りがかった」とか「明け方の鳥の声が、こんなに辛く 思われたことはない」という内容が一般的 ④男は女のもとに通い始めたら三日連続で通うのが一般的 そして、三日目の朝、男は帰らない。なぜなら、この後、 ところ 露顕(所顕)という披露宴がある。そして、この時、男 が餅を食べる習慣があり、この餅を三日(夜)の餅という そして、結婚成立! また、古文には身を知る雨という言葉もある。雨の中、 男が来てくれるかで、自分が愛されているか分かる. いわば、バロメーターだった。結婚してからも夫は妻の家へ 通い、夜明け前に帰る。 ちなみに、子の養育は妻の義務で、三年間、夫が来ないと 離婚成立らしい。 もちろん、このようなプロセスをたどらず、お見合いのことも まあまああった。
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女は気に入らないと和歌に返事もしない (じらすためにわざと返事をしないこともある) そして、返事、返歌は古語で答へ・返しと いわれる ちなみにその場にマッチした和歌を即座に 詠んで返す当意即妙の技がベスト そして、さっきも書いた通り、男と女をつなぐ従者 を古文では 頼り・よすが、ゆか・よし(曲)という 取次を頼むことは案内すという
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Date まず、当時の結婚で今と違うところが2つ ①一夫多妻制 一人の男に一人の妻じゃなくて、一人の男に何人かの妻が 普通だった。でも、もちろん、その人がモテるか家柄と権 は、どうなのかという問題もあり、全ての男性がそうだった 訳じゃない ②通い婚(妻問婚) 夫と妻が同居するのが普通なんじゃなくて、男が妻の もとへ通った。(詳しいことは後述) でも、年をとってから妻と同居したり、妻の家が没落したから 妻を引き取ったりということもあった。 ~夫婦になるまでのプロセス~ ここからは、どう夫婦ができていくのかについて 158 ① 男は、まず垣根のすき間から女性をのぞき見する。 この行為を垣間見という。 別に犯罪にはならない。 男は女が気に入ると求愛を始めるのだ
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