Senior High
3
倫理

高校 倫理 青年期の課題と自己形成

68

1958

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いち

いち

Senior High3

授業でまとめたノートです。
汚い字ですが参考までにどうぞ🙇‍♂️

ノートテキスト

ページ1:

青年期の意義
No.
.1
Date
〈人間とは何か〉
・(発達)誕生から死にいたるまでの人間の心身の変化
〈人間の定義>
人間:(英知人)(ホモ・サピエンス、知恵のある者)
(ホモ・サピエンス) スウェーデンの生物学者(リンネ)による定義。
(知性人)
人間の特質を(知性)(理性)にあるとする。
(ホモーファーベル) フランスの哲学者(ベルクソン)による定義。
(工作人) (目的)のために(手段)を工夫してものをつくることに注目。
(ホモ・ルーデンス) オランダの歴史家(ホイジンガ)による定義。
(遊戯人)
(文化)を創造する「遊び」に注目する。
(アニマル・シンボリクム) ドイツの哲学者(カッシーラー)による定義。
(シンボルを操る動物) 現実の世界を言語などの(シンボル)によってとらえることに注目
(ホモーレリギオースス)(神)による(救済)を信じ、(祈り)をささげる。
(宗教人) 1行為に注目する。
〈人間のもつ多面性、二面性>
アメリカの哲学者(エリックシホッファー)
「人間は不完全であるがゆえに、完全へと自らを高めようとする創作者となった」
1.創作活動ex: 真理を追究(学問)、技術を開発(発明)、美の探求(芸術)
善の探求(道徳)、文化
非人間的行為ex:破壊、殺りく行為、人種・民族差別
↓
文化的にして野蛮、創造的にして破壊的二面性
フランスの画家(ゴーギャン)
「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか」

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青年期とは何か
青年期…子どもでも大人でもない時期。かっては在存せず、今はしたいに長く。
・(発達段階)…急激な変化を示す時期、比較的安定した時期など、それぞれに特徴が
あり、他と区分できる。
幼児期→児童期プレ(前)青年期青年前期青年後期プレ(前)成人期 成人期
○(第二次性徴):心身ともに急激に変化する時期
○(ライフサイクル)(人生周期)
1・(通過儀礼)・子どもから大人になるための儀式
ex) 宮参り、七五三、成人式、婚礼
アメリカの心理学者(エリクソン)
青年期を「心理社会的モラトリアム(猶予期間)」となづけた。
<第二の誕生>
→社会のなかでどのような存在となるかにあたって、その社会や文化が
青年に許容している役割実験の時間(人生の実験室)
・(自我)の目覚め…自分とは何かを考え始めるとき
※時代とともに、おとなへ移行する年(第二次性徴の出現)が若くなる現象を
(成熟加速現象)という。
フランスの思想家(ルソー)は『第二の誕生』と表現
『エミール』
…「われわれは、いわばこの世に二度うまれる。
一度目はこの世に(存在)するために、二度目は(生きる)ために」
第二の誕生を迎えた青年は...
親から精神的に自立すること(心理的離乳)を目指すようになる
※また青年期のなか
→自己主張が強くなり、自立をはかる過程でおとなと対立する(第二反抗期)!
<マージナル:マン〉
ドイツの心理学者(レヴィン)…「青年」はもはや「子ども」ではないが、いまだ「おとな」でもない
(中間者)である。
いずれの集団にも安定した帰属意識をもてないため、行動の仕方が一定しない人のことを
(マージナル・マン)(境界人または周辺人)と名づける

ページ3:

Date
青年期の課題
<友情と恋愛>
(アリストテレス):「友は第二の自己である。
→悩みを語り、慰めてもらう相手であり、励まし、批判してくれる存在
ドイツの哲学者(ショーペンハウアー)の「比喩と寓話」
(ヤマアラシのジレンマ)・対人あるいは社会関係のスキル(ソーシャルスキル)が獲得
されるようになるが相手を傷つけることをおそれ親密な
●自己形成の課題
<様々な欲求>
関係をむすべない若者たちのこと
○(欲求){(生理的欲求)(一次的欲求) ex)食欲、性欲
(社会的欲求)(二次的欲求)ex)金銭欲、名誉欲、達成欲
アメリカの心理学者(マズロー)の(欲求階層説)
(成長
人生の最高の欲求
(自己実現の欲札
欲求)
ex) 社会に貢献したい
(吹乏欲求)
(基本的祭礼)
(承認)の欲求
・自尊心、他者にはる尊敬を求める欲求
(所属)と(情)の欲求……集団への帰属・他とかかわりたいと思う欲求
(安全)の欲求
…安心・安定・恐怖・危険からの自由を求める欲求
(生理的欲求)
<欲求不満と適応>
・(葛藤)(コンフリクト)…様々な欲求間の対立が生じ、選択が困難になること、
1①接近接近の葛藤 ex)大好物のチョコレートと大福
②回避回避の葛藤 ex)宿題は嫌だけど先生に怒られたくない
③接近・回避の葛藤 ex) チョコレート たべたいけど虫になりたくない..
●(欲求不満)(フラストレーション)…欲求の充足が妨げられ、が緊張すること
→これに耐える力(欲求不満耐性)を高めることが課題

ページ4:

<防衛機制>
精神分析学者(フロイト)
・日常生活における葛藤や欲求不満に対して、(無意識)に自己を
守るしくみを(防衛機制)という。
・合理的解決・要求水準の切り下げ、まわり道などにより解決
・近道反応・衝動的な攻撃や破壊で緊張を解消
欲求不満
(防衛機制)(抑圧):無意識におさえこんで忘却する
・(合理化):最らしい理由や理屈をつけて正当化する
←(同一視):他人の長所を自分のものとみなして満足する
-(投射):自分の短所を他人のものとみなして非難する
(反動形成):抑圧した欲求と反対の行動をとる
(逃避):空想の世界に逃げこむ
-(退行):幼児期など発達の前段階に逆戻りする
・(代償)・他の欲求におきかえて満足する
(昇華)より高い価値の欲求におきかえて満足する
最もレベル高い
失敗反応
<パーソナリティの形成〉
○(遺伝)
○(環境)
→(パーソナリティ)(個性、人格)
◎パーソナリティを理解するために必要なアプローチ
①「類型論」…パーソナリティを(生物学的要因)や(心理的要因)による特徴によって、
いくつかの類型にわけ、概括的に性格を理解しようとする考え方。
ex) 1(ワレッチャー)の「体型と気質」
ex)2(ユング)の「内向・外向」
主な関心が自分の内に
内向向かい、自分の判断を重んじ、
これに基づき行動する。
主な関心が自分の外にあり、
体型
気質
細長型
分裂気質(非社交的、
真面目、静か、変人)
肥満型踈うつ気賀(社交的)
闘士型 粘着気質(誠実、几帳面
頑固爆発性あり)
ex)3,(シュプランガー)の「社会的価値と性格」
外向外の判断を重んじ、これに基
づき行動する。

ページ5:

Date
自立への課題
②「特性論」…性格特性を選び、個々人がその特性をどの程度有しているか記述し、
個人を理解しようとする考え方。
ex) 「ビッグファイブ」
五つの特性:神経質傾向、外向性、開放性、調和性、誠実性、
<アイデンティティの確立>
アメリカの心理学者(エリクソン)の『幼児期と社会
青年期の発達課題とは、アイデンティティ(自我同一性)の確立である」
→自分らしさ
◎(アイデンティティの拡散)…本当の自分がわからない」などの精神的危機(アイデン
ティティの危機)におちいること。
<学生に特
青年の心を不安定にし、苦しい状態をもたらす。
=(スチューデントアパシー)(無気力症)
<現代青年の課題>
精神科医の(小此木啓吾)は自立を回避し、おとなになろうとしない
青年のことを「モラトリアム人間」と呼んだ。
・現代
・(フリーター)・学校卒業後、アルバイトだけで生計をたてる青年増加している
(ニート)・就学も就義もせず、職業訓練を受けていない青年
L NEET (Not in Education, Employment, or Training)
◎(社会的性格)…個人が属する社会や集団に共通する経験や生活様式により
形成される性格のこと
ex) 社会学者の(山田昌弘)
→就職後も親に依存し、趣味と自由な生活を楽しむ独身男女を
(パラサイト=シングル)とよぶ。
◎(キャリア開発)…自己イメージをもち、自らの人生を設計していくこと
ex)(インターンシップ)などによる就労活動
☆(キャリア)とは、職業生活を中心とする個人の経歴のことであるが、キャリアを
考えることは自分にとっての(生きがい)をつくりあげていくことでもある。

ページ6:

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●生きがいとは何か
精神科医の(神谷美恵子)著書『生きがいについて』
「自己の(生存目標)をはっきりと自覚し、自分の生きている必要を確信し、
その目標に向かって全力をそそいで歩いているひとー
いいかえれば(使命感)に生きるひと」
が最も生きがいを感じる人である。
<生きる意味>
オーストリアの精神医学者(フランクル)著書『夜と霧』
→人生の意味を見い出すことで心の治療を行う(ロゴテラピー)を開始した。
「(人生)とは、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する(使命)を
果たすこと、日々の務めをおこなうことに対する(責任)を使うことに他ならない」

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