アメリカ
① 曲線Bの方が45度線から乖離している。
② 曲線 Bをみると所得の高い方から上位
20%までの人々が所得の60%を占めて
いることがわかる。
所得の不平等を表すものとして,次の図に示したローレンツ曲線がある。
図は、横軸に所得の低い人から高い人の順に人々を並べた場合の人数の累積
比率,縦軸にそれらの人々の所得の累積比率をとり,所得分布の状態を示し
たものである。たとえば,図の45度線は,所得の低い方から60パーセントま③全ての人の所得が同じ割合で増えると
での人々が全体の所得の60パーセントを占めていることを示している。 所得
が完全に均等に分配された場合, ローレンツ曲線は45度の直線になり、不平 Aで示される所得分布では,所得の低
かいり
等が大きくなるほど45度線から乖離する。 二つの異なる所得分布の状態が,
曲線Aと曲線Bでそれぞれ示されるとき,この図から読みとれることとして
正しいものを,下の①~④のうちから一つ選べ。 〔18本〕
いうことは曲線の形は変わらないとい
うことである。
い方から80%までの人々が全体の所得
の約60%を占めていることが読み取れ
る。
%
100
80-
00
60
60
40
所得の累積比率
(
20
- 45度線
■ 曲線 A
曲線 B
20 40 60 80 100%
人数の累積比率
Aの所得分布で示される不平等の度合いは,Bの所得分布で示される
不平等の度合いよりも大きい。
②Bで示される所得分布では、所得の高い方から上位20パーセントまで
の人々が全体の所得の80パーセント以上を占めている。
Bで示される所得分布では,すべての人の所得が同じ割合で増えると
45度線の所得分布により近づく。