-
の大小
きい順に
S
S
I
イ : 03
ココ:26
ウ : 09
サ: 07
エ: 08
シ:28
オ:12 カ:14 キ:17
:20
【解答】
ア : 02
ケ:22
【解説】
ボルタ電池は1800年に発明された電池で, (一) Zn|H SO&aq|Cu(+)で構成される。理論
上の起電力は 0.76Vであるが, 放電開始直後は, 正極表面の酸化銅(II)が反応するため、ダニ
エル電池と同じ 1.1Vである。 ボルタ電池はしばらく放電すると、 電圧が急激に低下する。こ
の現象は、かつて H2
も分極とよばれている。
→2H++ 2e の逆反応が起こることで説明されたことから、現在で
1836年に発明されたのがタ
HOS O
エル電池である。(一) ZnZnSO4aq | CuSO&aq/Cu (+)で構
成され、起電力は1.1Vである。 正極では銅(II) イオンが還元され, 水素は発生しないので、
分極は起こらない。
(3) 0002
1868年に発明されたのがルクランシェ電池で, (一) Zn | NH4Cl aq | MnO2(+) で構成され、
起電力は1.5Vである。 負極ではZn.
→ Zn2+
[Zn (NH3)4] 2+ と進むことで酸化反応が
起こりやすく保たれる。 正極では MnO2が酸化剤 (正極活物質)としてはたらくため、 水素が発
生せず,分極は起こらない。
01X60.8
ルクランシェ電池を改良したものがマンガン乾電池で, (一)Zn|ZnCle aq | MnO2(+)で構成
されるが, 電解液に少量の NH4CI を混ぜたものも用いられている。 起電力は1.5Vで水が反
応で消費されるため, 液漏れが起こりにくくなっている。
(-) Zn + 2 H2O
→
Zn (OH)2 +2H+ + 2e_
(+)
MnO2 + H2O + e
→
MnO (OH) + OH¯
(全体) Zn + 2 MnO2 +2H2O
Zn (OH)2 + 2 MnO (OH)
入試では,ルクランシェ電池とマンガン乾電池を同一のものとして出題されることもある。
マンガン乾電池を改良したものがアルカリマンガン電池で, (一) Zn | KOH ag | MnO2 (+)で
構成され, 起電力は1.5Vである。
(一) Zn + 2 OH¯
→ ZnO + H2O + 2e
←
MnO (OH) + OHT
(+) MnO2 + H2O + e.
ルクランシェ電池やマンガン電池は電解液が弱酸性のため、負極の亜鉛が腐食しやすいとい
う欠点があり、これを克服するために塩基性の電解液にして, 長寿命にしている。さらに,亜
鉛を粉末にしていることなどにより, 電流が流れやすく, 大電流を取り出しやすいという利点
もある。
-252-