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5 守さんは,被子植物のからだのつくりについて次のようにまとめた。また、蒸散について実
験を行った。 下の (1)~(4) の問いに答えなさい。
【被子植物のからだのつくり】
・被子植物の葉と根のつくりは、図1のように大きく分けて2種類ある。 植物のなかまに
よって,どちらのつくりであるかが決まっている。
図1
根
葉
ア
ウ
I
・被子植物の茎を輪切りにすると道管と師管が集まったものが観察できる。 道管と師管が
集まったものの並び方には、植物のなかまによって一定の決まりがある。
図2
ポリエチレンの袋
【実験】 大きな鉢植えの植物に,図2のようにポリエチ
レンの袋をかぶせて太陽の光が当たる場所に置いた。
実験を開始したとき, 袋の中と外の空気の温度は
20℃で、 袋の中の空気の湿度は60%,体積は 0.04m²
であった。 しばらくすると、 袋の内側に水滴がついた。
(1) トウモロコシの葉と根のようすはどのようになっているか, 図1のア〜エからそれぞれ1
つずつ選んで記号を書きなさい。
(2) 下線部の道管と師管が集まったものを何というか, 名称を書きなさい。 またその集まりは,
トウモロコシの茎を輪切りにしたものではどのような並び方になっているか書きなさい。
(3) 実験で、袋の内側に水滴がつき始めるときまでに, 蒸散によって何gの水蒸気が放出され
たと考えられるか, 四捨五入して小数第2位まで求めなさい。 ただし, 20℃での飽和水蒸
気量を17.3g/m²とし、 空気の温度は袋の中も外も20℃のまま一定で, 蒸散による袋の中の
空気の体積の増加は考えないものとする。
(4) 仮に,実験を開始したときの袋の中と外の空気の温度が18℃で, その後も18℃のまま一
定であったとすると, 水滴がつき始めるまでの時間は、20℃のときと比べてどのようになる
と考えられるか、次から1つ選んで記号を書きなさい。 ただし、 袋の中の空気の湿度と体積
は20℃のときと同じで, 一定時間に蒸散によって放出される水蒸気の質量も20℃のときと
変わらず, 蒸散による袋の中の空気の体積の増加は考えないものとする。 なお、18℃での
和水蒸気量を15.4g/m² とする。
ア水滴がつき始めるまでの時間が短くなる
イ 水滴がつき始めるまでの時間が長くなる
ウ 水滴がつき始めるまでの時間は変化しない
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