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真核細胞の構造体
構造
はたらき
2枚の薄い膜からなり,核膜孔とよばれる小核の保護
さな孔が多数ある。核膜孔は核と細胞質の間物質の出入りの調節
での物質の通路となる
DNA(デオキシリボ核酸)とタンパク質からな DNA は遺伝情報を担う物
る。通常は糸状であるが,細胞分裂時には凝質
縮して太く短いひも状になる。酢酸カーミン
や酢酸オルセインなどの染色液で染まる
RNA(リボ核酸)を含む小体で,核内に1~数 rRNA(リボソーム RNA)の
個存在する
内外2枚の膜で包まれ,ひだ状になった内膜[144B ]によって有
核膜
※(条色体
核小体
合成
[19ミトコェドリア はクリステとよばれる。基質はマトリックスと機物を分解し, ATP(アデ
よばれ,DNA を含む。ヤヌスグリーンで染まる ノシン三リン酸)をつくる
内外2枚の膜で包まれ, 内部にあるチラコイ[15 光信成 ]によって
["業緑体 ]ドには光合成色素が存在する。基質はストロ 光エネルギーを吸収し, デ
ンプンなどの有機物を合成
マとよばれ,DNA を含む
花弁や果皮などに存在し, カロテンやキサン
トフィルを含む
根の細胞などに存在し,色素は含まない
リン脂質とタンパク質からなる厚さ5~
10nm の薄い膜
1枚の膜からなるへん平な袋が重なった構造物質の分泌
体。神経や消化器官の細胞に多く見られる
1枚の膜からなり,細胞内に網目状に分布する。リボソームで合成された
小胞体の一部は核膜や細胞膜ともつながる。
リボソームの付着した粗面小胞体と,付着し ジ体への輸送
ていない滑面小胞体に分けられる
RNA とタンパク質からなる小さな粒状の構タンパク質の合成
造体。小胞体の表面に付着しているものと、
細胞質に散在しているものがある
1枚の膜からなる球状の構造体。加水分解酵 細胞内消化
素を含む
筒状の構造をした2個の中心小体が直交した細胞分裂時の紡錘体形成
もの。動物および藻類, コケ植物 シダ植物 の起点となる
など一部の植物細胞に存在する
内部の細胞液には有機物, 無機塩類, 色素(ア老廃物の貯蔵
]ントシアン)などが溶けている。 成長した植
物細胞でよく発達している
有色体
デンプンの合成と貯蔵
物質の出入りの調節
白色体
[希田明膜
ゴルジ体
タンパク質の貯蔵· ゴル
小胞体
リボソーム
リソソーム
中心体
鞭毛·繊毛の形成に関与
「10円回岡集1 細胞内の液体成分であり, 酵素など各種タン 解糖によって有機物を
解し,ATP を供給
パク質や RNA などを含む
細胞質基質全体に広がる繊維状の構造
細胞の形の維持
細胞の運動
細胞内の物質輸送
植物細胞の保護と形の
細胞骨格
*細胞壁
Jセルロースを主成分とする丈夫な構造
動血細胞でけ目られな もの。
不色素体
細胞質