タルまさニ ル
問題演習3
再読文字・返読文字
9
君自故郷来、応知故郷 事
実践 再読文字・返読文字(太字で表示)に注意して、次の
漢文を書き下し文に直しなさい。
よろシク シク
フ
宜少加懲粛
〈貞観政要〉
〈王維・雑詩》
(君は故郷からやって来た。 きっと故郷のことを知って
いるだろう。)
2 実践 返読文字に注意して、次の①~⑦の白文に、書き下
し文に従い返り点・送りがなをつけなさい。
シ
(少しは懲罰を加えるのがよい。)
まさニハント
孔子間三礼於老子〈史記・老子韓非列伝〉
少年易老、学難成。
〈朱熹偶成〉
せうねん お やす
がくな
が
(孔子が礼について今まさに老子に尋ねようとした。)
少年老い易く、学成り難し。
ホ
性猶が一也。
〈孟子・告子上〉
人無遠慮、必有近憂。
〈論語・衛霊公〉
キ
ひとと
おもんばか な
かなら ちか
うれ
あ
1
(人間の本性はちょうど渦を巻いた水のようなものだ。)
シトキ
すべかラク クス ビラ
人生得意須尽歓。 〈李白・将酒〉
シ
(人生が思い通りになる時は、ぜひ歓楽をつくすべきだ。)
まさ
クナル クノ
大丈夫当如此也。〈史記・高祖本紀〉
キ
(立派な男子は当然このようであるべきだ。)
やまひ
遠きり無ければ、必ず近き憂ひ有り。
病従口入、禍従口出。〈傅玄・口銘〉
わざはひ くち
病は口より入り、禍は口より出づ。
〈白居易長恨歌〉
エテ まさニ セント ル
(9)
及餓死、
ルニ
°
(飢えて今にも死にそうになったとき、歌を作った。)
躊躇不能去。
ちうちょ
あた
躊躇して去ること能はず。
〈史記・伯夷列伝〉
吾与徐公孰
われ じょこう
いづ
吾と徐公と熟れか美なる。
〈孟子・公孫丑下〉
0
〈戦国策・斉策〉
なんゾ
ニ
子為我言之。
不如因善遇之。
〈十八史略・西漢〉
えばよい。)
いまダ
ル
(あなたはどうして私のためにこれを言わないのか、言
⑧未見三所以敬
よ
これ ぐう
因りて善く之を遇するに如かず。
〈孟子・公孫丑下〉
也。
⑦所欲与之、聚之。
〈孟子・離婁上〉
ほつ
ところ これ あた
これ あつ
まだ先生が)王を敬っている有様を見かけない。)
欲する所は之を与へ、之を聚む