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発展
山江
/80点
/20点
得点
の
100点 13)
20
10
10
完答10
完答10
10
完答10
配点
明治図書積み上げ 国語2年光村 (B
教料書 -
名前
漢詩の風景
読む 書く
次の文章を読んで、下の問いに答えなさい
QRをのばそう 読む
字数指定のあるものは
句読点や記号も一字と数えなさい
1漢詩「絶句」の対句表現について
3 どの句とどの句が、対句になっているか。起句·承
絶句
社用
江は碧にして鳥は途よ白く
句·転句·結句の語を用
山は青くして花は然えんと欲す
いて答えなさい。
a 対句の部分では、何を描いているか。文章中の言葉
を使って十字以内で書きなさい。
今春看す又過ぐ
何れの日か是れ帰年ならん
10
承旬
転句
20「鳥は適よ白く」とあるが、鳥の白さをいっそう鮮
やかにしているものは何か。漢詩から
一字ずつで書き抜きなさい
口
ロ
是帰年……結句
この詩は、杜甫が成都にいたときの作です。う
3「花は然えんと欲す」という読み方になるように
漢詩のこの部分に、送り仮
ち続く戦乱を避けて、友人を頼りにこの地へ来た
のです。まず、この地の美しい風景が前半の二句
に描かれます。川は深みどりに澄み渡り、その水
花欲然
名とレ点を付けなさい。
「今春看す又過ぐ」とあるが、
3 どういう意味か。文章中から一文で探し、初めの五
の色をバックに水鳥はいっそう白く見える。
字を書きなさい。
く他
「碧」は深く澄んだみどりです。向こうの山は
青々と茂っている。それをバックに花が燃えるよ
a この句から、作者のどんな気持ちが伝わってくる
か。次から一つ選びなさい。
ア 時の流れの速さに感動する気持ち。
うに咲いている。この花は、つつじか何かでしょ
うか。「然」は「燃」と同じ。「然えんと欲す」と
は、今にも燃えだしそうの意で、花が真っ赤に咲
いているさまです。二句十字の中に、「碧·白·青
然=赤」と色を表す字が四つも含まれ、なんとも
ィ 時の流れの速さにあせりを感じる気持ち。
ゥ 時の流れの速さに悲しみを忘れる気持ち。
工 時の流れの速さに圧倒される気持ち。
鮮やかな南国の春景色が浮かび上がります
5作者「杜甫」は、なぜ「成都」にいるのか。理由がわ
後半では、この風景を
かるところを一文で探し、初めの五字を書きなさい
前にした作者の思いが歌
われます。今年の春も、
あれよあれよという間に
6「なんとも鮮やかな南国の春景色」と、対照的に
描かれたものを、文章中から十字で書き抜きなさい
過ぎてゆく。いつ故郷へ
帰る年が来るのだろうか
「看す」は、見ている間
に、という意味です。故
記述式トレーニング)書く一
郷へ帰れないままにまた春が過ぎてゆく、それを
7漢詩「絶句」で、作者はどんな思いを歌っているか
どうすることもできないのです。異郷の明るい春
三十字以内で書きなさい
景色の中で、悲しみに沈む作者の姿が強く印象づ
けられます。北の故郷を離れて六年目、杜甫は五
十三歳でした
(石川忠久 「漢詩の風景」より)