できます
図表 2
供給曲線
のとき
雇いたい
過供給,
きないと
3. 古典派の労働市場についての考え方
右下がりの市場の労働需要曲線(図表
21-4)と右上がりの市場の労働供給曲線
(図表21-8) を図表21-9に描きます。
古典派は,労働市場における需要と供給が
等しくなるように実質賃金率が決まると考え
ます。いいかえれば, 実質賃金率が動くこと
によって労働市場の需要量と供給量は等しく
なります。 ですから、失業, つまり,超過供
給があっても,それは実質賃金率が (1) 1
Part
Movie 134
図表21-9 古典派の労働市場
実質賃金率
失業
労働供給曲線
超過供給
(NS)
H
A
↓
B
ENs=No
労働需要曲線
(No)
CO
6
このように高いからであり、実質賃金率の下落
によって解消すると考えます。 ですから,経
済は常に完全雇用ということになります。
0-
AD-AS分析・AD-AS分析
古典
(実質)
貨幣(名
いるのて
N*労働量(N)
15.
O
4. ケインズの労働市場についての考え方
ケインズは, 古典派の第一公準から導いた
右下がりの需要曲線を受け入れます。 しかし,
古典派の第二公準から導いた右上がりの供給
曲線は受け入れず, 貨幣 (名目) 賃金率 (W)
は古典派が主張するようには自由に動かず,
下がりにくいとします。 これを貨幣 (名目)
賃金率の下方硬直性といいます。
ケインズの考えを図表21-10に描くと,
貨幣(名目) 賃金率の下方硬直性を表現する
ために,縦軸は実質賃金率ではなく, 貨幣
(名目) 賃金率とします。 横軸は労働量です。
ケインズも古典派の右下がりの需要曲線は
受け入れているので、右下がりの労働需要曲
線 (ND)です。
供給曲線 (Ng)については貨幣(名目)
賃金率の下方硬直性を仮定するので,ここで
はより貨幣 (名目) 賃金率は下がらな
いとすると,供給曲線はWで水平の部分が
244
名目賃金率(W)
では,
いのでし
Movie 135
不況期
図表21-10 ケインズの労働市場
せんから
インズの
失業
||
Ns J7
期
超過供給
W1
H
A
WE
B
ハッヒ
ると言え
インズ派
のではな
現実経済
のです。
• No
0
Ne
労働量(人)