夏伝のモデル実験
A
次のメダカの体色の遺伝について考えてみよう。
メダカの体色には, 黒色と黄色がある。 体色の遺伝を調べた結果、右
の図のようになった。 かけ合わせた両親の間は水平線 (-) で結び,こ
の水平線から下ろした線につながっている個体は, その2ひきから生
まれた子を表している。 例えば,アの黒色のメダカとイの黒色のメダ
力を両親にしたとき, オの黄色のメダカが生まれ,オの黄色のメダカ
とカの黒色のメダカを両親としたとき, ケとコとサの黄色のメダカが
生まれた。
メダカの体色は,エンドウの種子の形(丸としわ) などと同じように,
一組の遺伝子によって決まるものとする。
① メダカの体色は, 黒色と黄色のいずれが顕性形質かを考えてみよう。
まず, 顕性形質の遺伝子をA, 潜性形質の遺伝子をaとしたとき,
体細胞の遺伝子の組み合わせは AA, Aa, aa の3とおりになり,
かけ合わせた両親の組み合わせは, AA-AA, AA-Aa, AA-aa, Aa-Aa,
Aaaaaaaaの6とおりになる。 このとき, 両親の形質とちがっ
た形質の子が生まれる可能性のある両親の組み合わせは、 どれだろ
うか。 右の囲みに書いてみよう。
21より、 黒色と黒色の両親の間にできる子で黄色のできる場合がこ
れにあたる。 このことから, 顕性形質は黒色と黄色のどちらである
と考えられるだろうか。 右の囲みに書いてみよう。
③ 顕性形質の遺伝子だけをもっている可能性のある個体は,ア~ツの
どれだろうか。 右の囲みにすべて書いてみよう。
1
2
3
ア 黒色
オ 黄色
ケ 黄色
イ 黒色
コ 黄色
力黒色
サ黄色
WUR
夕 黄色
シ 黄色
ウ 黒色
チ 黒色
OPPE
ツ 黒色
エ 黄色
キ 黒色
ス黒色
セ黄色
ク 黒色
ソ黄色