イ エトルリア人の王を追放して共和政が樹立されたローマでは,統領や護民官など政務官が平民会の選挙によっ
て選ばれた。
ロ貴族と平民の身分闘争の過程でディクタトルとなったホルテンシウスは,平民からもひとりのコンスルを登用
する改革をおこなった。
ハポエニ戦争後のローマでは,元老院を中心とする門閥派と,平民会を中心とする平民派の対立が続き,平民派
のマリウスと門閥派のスラが相次いで実権を握った。
ニマリウスの後継者のポンペイウスは,元老院を抑えるために平民派のカエサルたちと第一回三頭政治を樹立し
たが、カエサルによって打倒された。
ホオクタヴィアヌスはプトレマイオス朝の女王と手を組んだアントニウスを打倒し、元老院からアウグストゥス
の称号を与えられた。