P
平面の方程式
★★★☆
3点A(0, 1, -1), B(4, -1,-1),(3, 2, 1) を通る平面の方程式を求めよ。
89
・平面の方程式を求めるには, 次の2通りの方法がある。
方針 1. p.561 で学んだように, 平面の方程式は通る1点と法線ベクトルで定まる。法線
ベクトルを n = (a,b,c) として, n⊥AB, LACからえを具体的に1つ定め, ベク
トル方程式n. (p - α = 0 に当てはめる
方針 2. 求める平面の方程式をax+by+cz+d=0 として (一般形を利用), 通る3点の
座標を代入する。
1.平面の法線ベクトルを n = (a,b,c) (n=①) とする。
AB=(4,-2, 0), AC (3,1,2) であるから,
AB より
AB=0
よって 4a-26=0
ACより
・AC=0
よって
5
① ② から
b=2a, c=-— 2a
wit n=(a, 2a, -5a)=(2, 4.-5)
ゆえに
4,
0より、a≠0 であるから, n = (2,4, -5)とする。
よって、求める平面は,点A(0,1,-1)を通り,
=(2,4,
3a+b+2c = 0
その方程式は
5)に垂直であるから,
2(x-0)+4(y-1)-5(z+1)=0
すなわち 2x+4y-5z-9=0.0)(T
2. 求める平面の方程式をax+by+cz+d=0 とすると
A(0, 1, -1) を通るから
b-c+d=0
B(4, -1, -1) を通るから 4a-b-c+d=0
C (3, 2, 1) を通るから
3a+2b+c+d=0・
①~③から
b=2a, c=--
よって、求める平面の方程式は
5
ax+2ay-
a≠0 であるから
5
2a, d=--
9
2a
9
2/az-2/²a=0
2x+4y-5z-9=0
①
もできる。
B
11
A
C
563
分数を避けるために,
a=2 としてnを定
めた。
一般に, 1つの平面
の法線ベクトルは無
数にある。
②-① から 6=2a
また, ③-① から
3a+b+2c=0
これからcをαで表
す。
① から d=c-b
これから da で表
す。
であり
2章
12
1
α = 0 のときは平面
の方程式にならない。
発展 平面の方程式,直線の方程式