2 ヨウ素還元滴定に関して以下の問に答えよ。
(1) Pd°+ と Ni?+ のうちヨウ化物イオンで還元できるのはどちらか? その
全反応の反応式と平衡定数を求めよ(付録5を用いよ).
(2) 銅を含む試料0.5073gをヨウ素還元滴定によって分析した。溶液中の Cu?+
は Cul に還元された.遊離した I2 を 0.1000 M Na2S2O3 標準液で滴定する
のに 38.18ml を要した. 試料中の銅の重量パーセントを求めよ.
3 堆積岩ドロマイト (主成分は MgCO3· CaCO3)中の Ca を以下の手順で分析
化学種が二
る。分配反応
した。
の分配を利用
換について学
また,イオン
ことにしよう
(ア) 粉末試料を塩酸に溶解した。
(イ)(ア)の溶液にシュウ酸アンモニウム溶液とアンモニア水を加えて,シュ
ウ酸カルシウムを沈澱させた。
(ウ)沈殿をろ過により集め, 1.0M硫酸に溶解し, 過マンガン酸カリウム標準
液で滴定した。
(1) 操作(1)で発生する気体は何か?
(2) 操作(2)でCa?+ と Mg^+ が分離できることを定量的に説明せよ。 ただし,
沈殿生成前の溶液中の Ca°+ と Mg:+ の全濃度はそれぞれ 6.0×10-4 M, 溶
液の pH は4.00, シュウ酸アンモニウムの全濃度は 0.20Mであったとする。
(3) 過マンガン酸イオンとシュウ酸イオンの半反応は次式で表される.
MnO4+8H*+5e~ =D Mn*+ +4H2O
E° = 1.51 V
2CO2+ 2H* + 2e~ = H2C2O4
E°= -0.49 V
操作(3)の滴定反応式を記せ. 終点までに加えられた過マンガン酸イオン量は,
2.2 × 10
mol であった。試料中の Ca 量 (mol) はいくらか?
n