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生物基礎 3学期 課題
2月1日(木)
1年3組 9番 名前(川崎夢乃
以下の文章を読んで、 各問いに答えよ。 (自力で教科書などを参考に答えないと、力にならないよ…)
)
病原体からからだを守るしくみとして免疫がある。 免疫には、 自然免疫と獲得免疫があり、 そこにはさまざまな組織や
細胞が関わっている。 しかし、 例えばエイズ (後天性免疫不全症候群) では、エイズを引き起こすウイルスの感染によって、
(a) T細胞の一つであるヘルパーT細胞が破壊され、その結果、 様々な感染症にかかりやすくなる。 一方、免疫の働きを利
用して感染症を予防する方法に (b) 予防接種がある。
問1 下線部(a) について、 T細胞の働きに関する記述として最も適当なものを次の①~⑤から一つ選べ。
① キラーT細胞は、ヘルパーT細胞を活性化する。
② キラーT細胞は、病原体に感染した細胞を攻撃する。
③ キラーT細胞は、B細胞を活性化する。
ヘルパー
④ ヘルパーT細胞は、 食作用により病原体の侵入を防ぐ。
⑤ ヘルパーT細胞は、 抗体を自ら産生する。
答え(
問2 下線部(b)に関連して、次の記述 A~Cのうち、ある病原体(以下、病原体A) に対する予防接種に関する記述として
適当なものはどれか。 すべて選べ。
A 予防接種による二次応答には、 好中球が関連している。
B 予防接種を行うと、体内での病原体Aの増殖を防ぐことができるようになる。
C 予防接種を行うと、予防接種をしていないときに比べて、 病原体 Aに対する免疫応答がより早く起こるようになる。
答え(
問3 同じく下線部(b) に関連して、毎年冬に流行する感染症の病原体Bの抗原を用いて、 3歳未満の集団(以下、3歳
未満) と7歳以上13歳未満の集団 (以下、7歳以上)に予防接種をした。 図1は接種の前後における血液中の
病原体Bに対する抗体量の平均を示したものである。 なお、 抗体量の測定は、 表1の時期に行った。 図1結果の原因
として考えられることに関する選択肢中の波線部の記述について、最も適当なものを、後の ① ~ ④から一つ選べ。
図1
20
3歳未満
7歳以上
表1
抗体量(相対値)
15-
10.
接種前
1回
接種前
1回
2回
接種後 接種後
接種後 接種後
抗体量を測定した時期
接種前
1回目接種直前
1回接種後
1回目接種4週間後 2回目接種直前
2回接種後
2回目接種4週間後
注:縦軸は、3歳未満の接種前の抗体量の平均値を1とした相対値。
① 7歳以上の〈接種前> では、 3歳未満のく1回接種後〉よりも抗体量が多かった。 それは、成長に伴い自然免疫が強く
ったからである。
② 3歳未満の〈接種前> でも病原体Bに対する抗体が検出された。 それは、病原体Bの侵入を経験しなくても、
病原体Bに対する抗体を自然免疫の働きで産生していたからである。
③ 7歳以上では、 <接種前〉と〈1回接種後> との間での抗体量の差が、 3歳未満に比べて大きかった。 それは、
7歳以上では、 〈接種前〉 より前に病原体Bに感染または病原体Bに対する予防接種を経験していた人の割合が、
3歳未満に比べて多かったからである。
④ 接種後いずれの場合も抗体量が増加している。 それは、 全ての抗原に対する抗体の産生が促されたからである。
答え(