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分配平衡+α平衡 >
二種類の溶媒に対するヨウ素の溶解性についての次の文章を読み,問1~問5に答えょ
ヨウ素をテトラクロロメタン(四塩化炭素), 水とともに容器へ入れ, よくかき混ぜると、
はテトラクロロメタン層と水層のいずれにも I。として溶解している。ただし, テトラク
ロロメタン層と水層は混ざり合わないものとする。テトラクロロメタン層に溶解している
ヨウ素は全て溶解した。その後,静置すると,溶液は二層に分かれた。このとき, ヨウ妻
ヨウ素I。の濃度と, 水層に溶解しているヨウ素I。の濃度の比を次のようにK,で表す。
K,は 25 ℃で89.9 である。
[I]テトラクロロメタン層
Kp=
[Ig」水層
この二層に分かれた溶液にヨウ化カリウムを加えて, よくかき混ぜた後, 静置した。こ
のとき,水層においてヨウ素I,はョウ化物イオンと反応し, 次のように三ョウ化物イオン
I-との平衡となる。
I2+I → I3
い
その平衡定数 Kは次のように表され, 25 ℃で710L/mol である。
K=
[1]木曜[I-]
三ョウ化物イオンI,-は, 電荷を持つので水層にのみ存在する。このとき, ヨウ素はテ
トラクロロメタン層にはI,として, 水層にはI』およびI,として溶解している。テトラ
クロロメタン層に溶解しているヨウ素(I)の濃度と, 水層に溶解しているヨウ素(Izと Ig)
の濃度の比を,次のようにDで表す。
[I]テトラクロロメタン層
D=
「12]*+[1-]ァ+[エ]=-定:
[L]水層 + [Ig]
さらにヨウ化カリウムを加えると, テトラクロロメタン層に溶解しているヨウ素(I,)の
濃度はアし,水層に溶解しているヨウ素(Igと Ig)の濃度は|
する。
イ