必°214. <CH の異性体〉
分子式 C4Hg のアルケンAに臭素を付加させたところ,化合物Bが得られた。 Aに幾
何異性体(シス-トランス異性体)は存在せず,Bは不斉炭素原子をもっていた。
分子式 C4Hg のアルケンCに水を付加させたところ,2種類の化合物が得られた。こ
れらの化合物に,それぞれ二クロム酸カリウムの硫酸酸性溶液を加え,十分に反応させ
たとき, 一方の化合物は反応せず,他方からはカルボン酸が生成した。
(1) 分子式 C4H の構造異性体は何種類考えられるか。 ただし立体異性体は区別しなく
てよい。
(2) A,B,Cの構造式を記せ。 不斉炭素原子が存在するものに関しては, 不斉炭素原子
〔19 名古屋工大 改]
の上または下に* を付けて記すこと。