2 生徒が,防災のための備えについて, 科学的に探究しようと考え,自由研究に取り組んだ。 生徒が
書いたレポートの一部を読み, 次の各問に答えよ。
<レポート1> 緊急地震速報について
地震が発生したとき, 震源から速さの違う二つの地震波が伝わる。 伝わる速さが速い地震波を
面付近ではP波は7km/s, S波は4km/sである。
P波, 遅い地震波をS波という。 地震波の速さは地震波が伝わる場所によって変化するが,地表
気象庁では、震源に近い地震観測所で,最大震度5弱以上であると予測される地震波を観測
した場合、この速さの違いを利用して, 大きな揺れを起こすS波が到着する前に地震の情報を緊
急地震速報として発表しているということが分かった。
問1 <レポート1>から,地震が発生してから5秒後に緊急地震速報が発表された場合, 震源からの
距離が56kmの地点で, 緊急地震速報が発表されてからS波が到着するまでの時間として適切な
は,次のうちではどれか。
ア 3秒
1/8秒
ウ 9秒
工14秒