-
-
Alal
64-(2022年) 大阪府 ( 一般入学者選抜)
【GさんとE先生の会話】
Gさん: 太陽やその他の恒星が月にかくされるとき, 月の東側から月のうしろにかくれ始め、西
側から出てくるのはなぜでしょうか。
SHARE
E先生 : では,まず恒星の日周運動について考えましょう。 大阪で南の空に観測できる星座は
東の空からのぼり西の空に沈むことを毎日繰り返していますね。 また、北の空に観測で
きる星座は,北極星付近を中心に反時計回りに回転していますね。 このように観測でき
るのはなぜでしょうか。
Gさん:地球が
恒星は,互いの位置関係を変えずに地球の周りを回っているように観測できます。
E先生: 恒星の動きについて 夏の星座であるさそり座の恒星アンタ
レスに注目しましょう。 この星が真南の空に観測されるのは7
月29日の20時ごろですが 1か月後ではどうでしょうか。
Gさん : 1か月後には2時間も早い 18時ごろに南中します。
E先生 そうですね。 そのアンタレスの日周運動を
比較して考えましょう。 太陽の南中時刻は毎日12時ごろになる
ことから,どのようなことが考えられるでしょうか。
Gさん: アンタレスのような星座をつくる恒星が, 日周運動で一周するのにかかる時間は24時
間よりも短いです。このため、 太陽との位置関係は少しずつ変化します。
E先生 : ちなみに, アンタレスと太陽の観測される方向が最も近くなるのはいつごろか分かり
ますか。
Gさん: アンタレスと太陽がともに12時ごろに南中する ⑥
AITOS
② による地球の回転にともない, 太陽以外の
しているからです。
ア 春分
ます。
E先生:その通りです。 それでは最後に月の動きについて考えましょう。月が南中する時刻は,
毎日どのように変化するでしょうか。
アンタレス→
Z
太陽の動きと
イ 夏至 ウ 秋分
EROS
冬至
Gさん:
月が南中する時刻は毎日約50分程度遅くなります。
E先生:太陽以外の恒星,太陽,月がそれぞれ見かけ上地球の周りを一周するのにかかる時間
が異なることから, Gさんの疑問の答えが分かりますね。
COJINEN
Cさん:はい。一周するのにかかる時間から考えると、月は星座の間をしているように
見えるからです。その速さは太陽よりも速いため、 太陽も月の東側から月のうしろにか
くれ始め、西側から出てくると考えられます。
球が太陽の
さそり座
(5) 上の文中の に入れるのに適している語を書きなさい。 ( )
(6) 下線部あについて, 季節により太陽の南中高度は変化する。 大阪から観測したときに太陽/
中高度が最も高くなるのはいつか。 次のア~エから一つ選び,記号を○で囲みなさい。
(アイウ
地球・月の順に一直線上に
1月末ごろになると考えられ
TO