OU
b 亜臨界水では,常温・常圧の水と同様に,一部の分子が次
のように電離する。
H2O ←H+ + OH
したがって, 亜臨界水の水素イオンH+と水酸化物イオン
OH-のモル濃度は等しい。
pH 5.5 の亜臨界水中のH+および OH-のモル濃度は,
[H+]=[OH-]=1.0×10-5.5
mol/L
であり,この亜臨界水における水のイオン積は,
Kw=[H+][OH-]=1.0×10-55mol/L×1.0×10-55mol/L
=1.0×10-11 (mol/L) 2
よって, 25℃における水のイオン積に対して,
1.0×10- (mol/L)2
-=1.0×103 (倍)
1.0×10-14 (mol/L) 2
31
体と気体の中間的な性質 (液体と同様に
物質を溶かす性質と気体のように拡散し
やすい性質)をもつ。
Tar
水素イオン濃度とpH
pH=-log10 [H+]
[H+]=10-PH mol/L
水のイオン積
Kw=[H+][OH-]
|= 1.0×10-14
am
(mol/L) (25℃での値)