T
<メンデルの実験>
1. 丸い種子をつくる純系のエンドゥとしわのある種子をつくる純系のエンドウを親として。。かは
はわせる【他家受粉させる)と, できた子の代の種子はすべて丸い種子であった。
2.1でできた子の代の種子を育てた株(個体)を自家愛粉させると, できた孫の代の種子には、カし、
間1
種子としわのある種子の両方があり、その個数の比は3:1であった。
Tさん
問
この実験では,子の代の種子はすべて丸い種子になるのですね。
先生メンデルがすばらしかったのは, この不思議な現象について遺伝子の考えを使って説明」
たことです。
問
<メンデルの実験の遺伝子による説明>
生殖細胞をつくるときの特殊な細胞分裂によって分かれて, それ
2
とくしゅ
1.遺伝子は対になっていて,
ぞれ別の生殖細胞に入る。これを分離の法則という。
2種類の生殖細胞の核が合体することによって, 遺伝子は再び対になる。この遺伝子の対の
型によって現れる形質が決まる。
2.
3. 図1,図2は,それぞれ, <くメンデルの実験>の1,2について, 丸い種子をつくる遺伝子をA.
しわのある種子をつくる遺伝子をaとして遺伝子の伝わり方を示したものである。
親の細胞
AA
子の細胞
Aa
Aa
aa
親の
子の
A
A
A
a
A
a
生殖細胞
a
a
生殖細胞
子の細胞(Aa
Aa
Aa
Aa
孫の細胞(AA
Aa
Aa
aa
図1
図2
Tさん 遺伝子の対が Aa のときは丸い種子になるのですね。
先生そうです。その理由については, 後世の生物学者が説明しています。
Tさん メンデルが遺伝の規則性を発見できたのはなぜですか。
先生 エンドウを実験材料に選んだことがよかったのではないでしょうか。エンドウは自然状態で
は自家受粉をするので, 純系のエンドウしか存在しないと考えてよいのです。他家受粉をす
る植物では遺伝の規則性の発見につながるようなきれいな結果は得られなかったでしょう。
試しに。遺伝子の対が Aa と aa のエンドウを親としてかけ合わせるとどうなるでしょうか。
Tさん できる子の代の種子には, 丸い種子としわのある種子の両方があり、その個数の比は 6
になると思います。 遺伝子の対が AAと Aaのエンドウを親としてかけ合わせるとどうなり
ますか。