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第2問 次の問い(問1.2)に答えよ。 (配点20)
問1 ヨウ素 I2は,式 (1) のように酸化剤としてはたらき, ヨウ化物イオンに変化
する。
I2 +2e 2I
O=C
一方、ビタミンC(アスコルビン酸) は, 比較的強い還元剤であり,式 (2) のよ
うに変化する。
0.
C=C
CHCH (OH) CH2OH
HO'
YOH
ビタミンC(分子式はC6HeO6 )
0.
O=C
0²
I + 2Na2S2O3
C
CHCH (OH) CH2OH
(分子式はCgHgOg)
......(1)
また、チオ硫酸ナトリウムは還元剤であり、ヨウ素とは式(3)のように反応す
る。
Na2S406 +2Nal
+ 2H+ + 2e ••••••(2)
(3)
これらの反応を利用した次の実験により、 ある柑橘系飲料 (以下, 試料水と
よぶ)に含まれるビタミンCを定量した。 後の問い (a~c)に答えよ。
実験試料水 50.0mLを, 三角フラスコに正確にはかり取り,希硫酸を加え
て酸性にした後, 0.040mol/Lのヨウ素溶液20.0mL を加えた。これにデ
ンプン溶液を少量加え, 0.010mol/Lのチオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下
していくと. 12.0mL滴下したところで、溶液の色が変化した。
a
式(2)において, ビタミンC分子に含まれる炭素原子の一部は酸化数が変化
している。 酸化数が変化している炭素原子の数と炭素原子1個あたりの酸化
数の変化の組合せとして最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選
7
①
②
3
4
酸化数が変化している
炭素原子の数
① 無色から赤色
④ 赤色から無色
1
①50
1
2
2
炭素原子1個あたりの
酸化数の変化
第4回 化学
b 下線部に関して, 溶液の色の変化として最も適当なものを次の①
のうちから一つ選べ。
8
②無色から青紫色
⑤ 青紫色から無色
2増加
2減少
1増加
1減少
2 80 ③ 100
c
Be 実験で用いた試料水 50.0mL中に含まれるビタミンCは何mgか。 最も
適当な数値を. 次の①~⑥のうちから一つ選べ。 ただし,式 (1)~(3) 以外
の酸化還元反応は起こらないものとし、ビタミンCの分子量を 176とする。
9 amg
-91
x+1=
④ 130
③無色から黄色
⑥ 黄色から無色
⑤ 150 (6) 180