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置構文の把握
⑨ 文頭の<Not only〉は倒置の仕掛け人
次の英文の下線部を訳しなさい
Outside Central and South America, Great Britain was the main
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ruling
source of settlers. Not only could she provide pienty of
emigrants, but her rulers and ministers tended to dislike
white colonies and did not stand in the way of their independence.
(日本大)
The memories of the American War of Independence went deep.
倒置が起きるのには原因があることは前課で学びました。 すなわち、否定の
解
法 副詞(句)が文頭あるいは節の頭にくると、倒置が起きるのでしたね。まずは、
主語の前後に注目して, SV の語順を確認しながら、例題にあたってみましょう。
まず、第1 文。 S は Great Britain ですが, SVCと新順に変化はないですね。ここ
では 「大英帝国は移住者の主たる源であった」と書かれています。 また、文頭の
Outside を 「~の外で」 と訳したのでは意味が不明です。 なじみの語も,文脈にそっ
た理解が大切です。 (→例題: 語句)。
では, 第2文。 Not only could ... で, 助動詞 could の前に主語(S) がありません
ね。 読み進むと, could の後に代名詞の主格 she があり, これがSで倒置になってい
ることに気づきます。また,この she とは,文の流れから英国のこととわかります。
could (助動詞) she (S) provide (動詞の原形) が理解できましたね。
大量の
移民
て
だけではなく ことができた 英国はを供給する
Not only could she provide plenty of emigrants, but ~
<形)
S
(助) (倒置)
Vt
O
倒置がキャッチできたら,原因を考えましょう。 再度文頭に立っている語句,ここ
では Not only という語句を確認します。 これを通常の語順に直すと, She could not
only provide ~, but ... となりますね。 <not only ~ but (also) ...〉は普通は「~だ
けでなく・・・も」という相関語句です。この not only が文頭にきたために倒置が起こ
【例題:語句 outside N = except N 「Nを除いて」 / source 图源 / provide V を供給す
る / emigrant (国外に出ていく) 移民/ruler 图支配者 / stand in the way of N 「N
の邪魔をする」 / deep 副深く (まで)