マルクス経済学の講義では、いくつかの経済用語を多用した。
まず、 資本と労働という用語を多用した。
資本と労働録とは、そもそも、
1. 生産要素
2. 産出物
の一種である。
そして、資本が主役 (中心) になれる仕組みを 「資本主義」 とし、
労働者が主役になれる仕組みを 「社会主義」 として説明した。
これは、マルクスおよび彼の信奉者の主張に従った説明である。
マルクスたちは、 資本主義の仕組みのもとでは、
1.0 資本家たちは
2. 労働者たちは
浮かばれない (豊かになれない)と考えたわけである。
また、p.146にあるように、 社会主義とは「現実にある制度」 であり、 共産主義とは 「将来の理想
の社会」 というように区別できる。
社会主義の先に共産主義があり、 共産主義は 「理想郷 (ユートピア)」であると、 20世紀後半の
世界のマルクス主義者たちは理想の実現に燃えていた。