[1] 1.013×10° Paのもとで、1mol のある気体を、 温度をT,Kから T2Kへ上昇させたと
きのエンタルピー変化とエントロピー変化を求めよ。 ただし、その気体の定圧モル熱容
量は次式(Tは温度(K)、 a、 b、 cは定数)で表せるとし、 また気体定数はRJK! mol-!
とする。
Cp=a+bT+cT-2 JK-' mol-
[2] 1.013×10° Paのもとで、 ある結晶1 mol が融点TKで完全に融解するときにgJの
発熱が観測されたという。 このときのエンタルピー変化とエントロピー変化を求めよ。
[3] 1 mol の理想気体が、状態1 (温度 Ti K、 体積1i m') から状態2 (温度 72 K、 体
積2 m')へ膨張するときのエントロピー変化を求めよ。定積モル比熱は CvJK' mol'!
で定数、また気体定数はRJK'mol'' とする。
ヒント:定温過程と定積過程の2段階に分けて考える。
[4] 初期状態において温度T,でnmolの理想気体を、①可逆定温膨張、②可逆断熱膨張、
の不可逆断熱自由膨張、 の3通りの過程で体積を iから 12へ増加させた。それぞれの
過程に対して、系が得る熱と系のエントロピー変化について、 詳しい結果の導出と併せ
て説明せよ。ただし、 気体定数は Rとする。また、縦軸を圧力、横軸を体積として、上
記のそれぞれの過程に対する変化を図示するとともに、 その理由を説明せよ。