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1 次の実験ⅠⅡIについて、あとの(1)~(3) に答えなさい。 <和歌山県・改〉
実験Ⅰ. 「炭酸水素ナトリウムと塩酸の反応を調べる」
図1
(
(i) 図1のように、うすい塩酸40.0gが入ったビーカーに炭酸水素ナ
トリウム1.0gを加え、完全に反応させた。 次に、 発生した二酸化
炭素を空気中に逃がしてから, ビーカー内の質量をはかった。
うすい塩酸40.0gを入れたビーカーを5個用意し、ぞれぞれに加
える炭酸水素ナトリウムの質量を変えて, (i)と同じ操作を行った。
(i),(ii)の測定結果を表1にまとめ, 加えた炭酸水素ナトリウムの
質量と発生した二酸化炭素の質量の関係を、図2のグラフにまと
(面)
めた。
表1 加えた炭酸水素ナトリ
[ウムの質量 [g]
52
0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0
ビーカー内の質量 [g] 40.0 40.5 41.0 41.5 42.0 42.543.5
実験ⅡI. 「ベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムの割合
を調べる」
炭酸水素
ナトリウム
うすい塩酸
40.0g
図2
6.0
15.0
発
生
の亡 4.0
質た3.0
2.0
化 1.0
[g] 酸
ガラス棒
1.0 2.0 3.0 4.05.060
加えた炭酸水素ナト
リウムの質量 [g]
炭酸水素ナトリウムのかわ
りに,ホットケーキなどを作る
ときなどに使用されるベーキ
ングパウダーを使って, 実験I (i), (i)と同じ操作を行い, 測定結果を表2にまとめた。
(1) 塩酸の性質について述べた文として最も適切なものを,次のア~エから1つ選んでその記号
を書きなさい。
[
]
ア 赤色リトマス紙を青色に変える。
イ 緑色のBTB溶液を青色に変える。
ウ 水分を蒸発させると, 白い固体が残る。 工 マグネシウムと反応して, 気体が生じる。
(2) 実験Ⅰについて考察した文として正しいものを次のア~エから2つ選んで、その記号を書きな
[
][
]
ア 炭酸水素ナトリウム6.0gは同じ濃度のうすい塩酸48.0gを入れるとすべて反応する。
イ炭酸水素ナトリウムを5.0g以上加えたときに はじめてビーカー内の水溶液に塩化ナトリ
ウムが生じはじめる。
表2
|加えたベーキングパウ 0
[ダーの質量 [g]
4.0 5.0 6.0
1.0 2.0 3.0
ビーカー内の質量 [g] 40.00 40.85 41.70 42.55 43.40 44.25 45.10
ウ発生した二酸化炭素の質量は, 加えた炭酸水素ナトリウムの質量に比例する。
図2のグラフで、 発生した二酸化炭素の質量が変わらなくなったとき, ビーカー内の塩酸
はすべて反応している。
思考力問題
(3)表1と2より、加えたベーキングパウダーに含まれる炭酸水素ナトリウムの割合は何%か.
書きなさい。 ただし, 使用するベーキングパウダーは,炭酸水素ナトリウムと塩酸の反応にお
いてのみ気体が発生するものとする。
[
%]