3 大陸移動 地学基礎
キーワード 大陸移動説 ウェゲナー 超大陸
目的
予習
1 科学者(フェリナー)は1910年に著書 「大陸と海洋の起源」で大陸移動説を発表した。
2 古生代後期に超大陸が形成されていたとされ、(大陸物」と呼んだ。
3 現在プレートの移動速度は一年間におよそ (5~10cm)と測定されている。
準備
南北アメリカ大陸とヨーロッパ大陸、アフリカ大陸は大西洋中央海嶺より分離し
たと考えられている。 大西洋をはさむ南アメリカ東海岸とアフリカ西海岸の地形の
凹凸や岩石の分布などから、大陸移動説を理解する。
トレーシングペーパー、はさみ、のり、色鉛筆
作業
実習1 大陸の移動速度を求める。
ala、b-bc-c′の二地点間の経度差をそれぞれ求める。
1
2 各緯度における経度1℃あたりの距離から二地点間の距離を求める。
3 今から1億5000万年前(中生代ジュラ紀)から移動が始まったとして、1年あたり
の大陸の移動速度を求める。
結果
実習2 大陸に分布する岩石などから超大陸を復元する。
1 右図の南アメリカ大陸をトレーシングペーパーに写し、 大陸棚を含めて切り取る。
2 氷河の分布境界線、 ゴンドワナ植物群の分布地域、 古い岩石の分布地域を、 トレーシ
ングペーパーの南アメリカ大陸と右図のアフリカ大陸の図中に着色する。
3 地形や岩石などの分布から、トレーシングペーパーの南アメリカ大陸と右図のアフリ
カ大陸が分裂する前の姿になるようにトレーシングペーパーを貼る。
緯度
a-a'
b-b^
c-c'
経度 [°] 経度1°あたり
の距離 [km]
69
110
22
15
30
103
中央海嶺から
の距離 [km]
移動速度
[cm /年]
\