③ 放射線に関する記述のうち、適切なものはどれか。
1. 放射線の人体への影響を表す単位は、ベクレルである。
2 放射線の人体への影響は、リンパ組織よりも脂肪組織の方が大きい。
3. α線放出核種の人体への影響は、体外被曝よりも体内被曝の方が大きい。
蛍光現象を利用する放射線検出器として、 例えばGM 係数管がある。
(39)
Y線と物質との相互作用の記述のうち、 適切なものはどれか。
線の実体は、X線と同じ電子である。
2.
線の放射前後では、核種の原子番号は変化しないが質量数は減少する。
く
3.γ線がエネルギーの全てを電子に与えて、 消滅する現象をコンプトン効果という。
4 線がエネルギーの一部を電子に与えた時、 飛び出す電子を光電子という。
5. 高エネルギー (1,022MeV 以上)の線が、原子核近傍で電子と陽電子を生成する現象を電子対生成という。
光の性質に関する記述のうち、不適切なものはどれか。
2.
光の屈折率は、 短波長の光の方が長波長の光に比べて大きい。
ラマン散乱とは、入射光と異なるエネルギーの光が散乱される現象である。
3. ストークスラマン散乱では、散乱光の波長は入射光の波長よりも短い。
4. ストークスラマン散乱では、入射光の振動数よりも散乱光の振動数は小さい。
レーリー散乱は、入射光の波長に比べて物質の粒子径が大きい場合の光散乱である。
④40 電磁波の吸収と分子のエネルギー準位間の遷移に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
電子遷移に関係する電磁波は、 紫外線である。
2. マイクロ波を照射すると、 分子の回転準位の変化が起こる。
3. 吸収される電磁波の振動数と、エネルギー準位間の差には比例の関係がある。
4. 分子の振動、 回転、 電子遷移のうち、 電子遷移に伴って吸収される電磁波の波長が最も長い。
5. 分子が光を吸収した後、 三重項状態から基底状態へ移行する際に発せられる光をリン光という。