2原理
ある物質が分解するとき、その分解の速さが他の物
質の存在によって影響されない場合、単位時間に分
解する物質の数はそのときに存在している物質の数
に比例する。そこで、Aという物質の濃度を[A]とす
るとき、減少の早さvはkを比例定数として
CI
ャーー
っ 9
と書くことができ、これを速度式という。
上式の右辺が濃度の1乗に比例しているこの場合を一
次反応といい、kを速度定数という。
今回使用した酢酸エチルは水溶液中で次式のように
加水分解し、酢酸とエタノールになる。
CHCOOC.H。+ HO 一CHCOOH+C。H。OH
この反応は純粋中ではほとんど進まないが、水素イ
オンの触媒作用によってかなり早く進行する。
このときの速度式は
ymk[CHICOOC.H。][HO]
となる。これは先ほどと違い二次反応の式である
が、実際の実験においては水の量が酢酸エチルに比
べて十分に多いため、水の濃度は反応中変化なしと
みなせる。
そこで[HO]を一定とおけば、先ほどの式は
YekICH、COOC、H
としても良い。
以上より、酢酸エチルの初濃度をaとするとき、aは
時間tに対して指数関数
2222 0の時の酢本エチルの濃
り
ei めに、上式の両辺の対数を
と
ner
3 対してmsをプロットし、その傾きのグラフト上
での実測値から求める。
酢酸エチルの濃度が半分になる半減期(::)は、。= 172
… のとき、前述の式より
人なー(m2)/
となる。