Q9: (単位:万円)
決算になった。当期の収益は「売上」 161のみであり、費用は
「仕入」 50 および 「給料」 20 のみであった。
期末売掛金残高は200であり、 来期 2%の貸倒を見込んでい
る。なお「貸倒引当金」 残高は3である。
「仮払消費税」残高は6、「仮受消費税」残高は16、
期首商品棚卸高は20、 期末商品棚卸高は30、
法人税等の税率を40%とする。中間納付はなかった。
このとき「繰越利益剰余金」はいくら増減するか?
A9:
60万円増加
(以下、単位を万円として仕訳)
貸倒引当金繰入1/貸倒引当金1
仮受消費税16 / 仮払消費税6
未払消費税10
仕入20 / 繰越商品 20
繰越商品 30 / 仕入 30
売上161 / 損益 161
損益61/ 仕入
40
20
貸倒引当金繰入 1
給料
よって「損益」の残高は100。よって
法人税等 40 / 未払法人税等 40
なので、残り 60 (万円)だけ「繰越利益剰余金」が増加。
(このとおり、消費税の仕訳は損益計算には関係しません)