では,実戦的な問題で練習しましょう。
重要例題
酸素解離曲線
図の酸素解離曲線において, aとBのい
ずれかが動脈血,いずれかが静脈血にお
ける二酸化炭素濃濃度でのグラフ, 動脈血
での酸素濃度は100, 静脈血での酸素
100
a
80
60
40
濃度は30 とする。
20
0
【間1)
こ 20
40 60
80 100
組織で酸素を解離したヘモグロビン
酸素濃度(相対値)
は,酸素へモグロビンの何%か。
全
【問2) ) く
血液 100 mL中にはヘモグロビンが 10g含まれており, ヘモグロビン
1gあたり最大で 12㎡Lの酸素と結合することができるものとする。
血液 100 mLに含まれるヘモグロビンが組織で解離した酸素は何mLか。
解説
の 0
【間1】
まずaとBのどちらが動脈血でどちらが静脈血のグラフかを判断しましょ
手がかりは,二酸化炭素濃度です。動脈血のほうが酸素濃度が高く二酸化炭
濃度が低いはずです。 二酸化炭素濃度が低いほうがへモグロビンは酸素と結
しやすい=酸素へモグロビンになりやすいのでした。同じ酸素濃度でもaの
もすれ
1のほうが動脈血,
酸素へモグロビンの割合 (%)