動詞の活用
品
わたしは沼池の岸で一羽のがんが苦しんでいるの
を見つけました。がんは(中略)、青草の密生した湿
地で悲鳴をあげていたのです。
わたしは足音を忍ばせながら傷ついたがんに近づい
て、それを両手に拾いあげました。そこで、この一羽
の渡り鳥の羽毛や体の温かみはわたしの両手に伝わ
り、この鳥の意外に重たい目方は、そのときのわたし
の思い屈した心を慰めてくれました。わたしはどう
してもこの鳥を丈夫にしてやろうと決心して、それ
kw
を両手に抱えて家へ持って帰りました。
いぶせます じ
(井伏鱒二著「屋根の上のサワン」による。一部省略等がある。)
15 熊本県
波線ア~オのうち、活用形が他の四つと異なるものを
一つ選び、記号で答えなさい。
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