公開日時
更新日時

英検 面接

10

448

1

このノートについて

ゆり❀.(*´▽`*)❀.

ゆり❀.(*´▽`*)❀.

コメント

三代目本田屋
三代目本田屋

こんにちは。

2次試験(面接)で確実に合格するためのコツをまとめてみました。

面接試験は音読と5つの質問からなります。また,コミュニケーションを積極的に行おうとする態度も評価の対象となります。

それぞれの注意点をよく読んで本番に備えてください。

【音読のテストついて】

試験官から,Now, let's begin the test. First, please read the passage silently for 20 seconds.(ではテストを始めましょう。最初にそれ(=カードの文)を20秒間黙読してください)という指示がありますので,Sure.(はい)と元気よく答えて黙読を始めます。

発音の仕方を考えるよりも,文の構造に注意して,内容をしっかり理解するように努めてください。

発音は流ちょうでなくてもかまいません。重要なことは 「この受験者は文章の意味が理解できているな」 という印象を与える読み方をすることです。

20秒経ったら試験官が Are you ready? (始めていいですか?) と聞くので Yes. と元気よく答えてください。試験官が Please read it aloud. (それを声に出して読んでください)と言ったら, Sure.(はい)と元気よく答え,音読を始めてください。

文のタイトルと内容を,お腹に力を入れて,はっきりと読み上げます。読みながら心の中でこれが主語,これが動詞と言い聞かせながら,丁寧にリズミカルに読み上げるのが高得点のコツです。発音がわからない単語があっても堂々と(間違ってもよいのでローマ字読みで)きちんと発音してください。試験官は,あなたの発音の美しさよりもむしろ,あなたが文の構造や内容をきちんと理解しているかどうかを見ていると考えてください。

【1番目の質問】

試験官が Now I'm going to ask you five questions, one by one. Are you ready? (では今からあなたに1つずつ5つの質問をします。用意はいいですか?)と尋ねてくるので,Yes. と答え,第1番目の質問に耳を傾けます。

1番目の質問は音読をした英文(passage)に関する内容です。
質問の答えは必ず文中に書いてあるので,あわてず質問の主語と動詞を聞き取ります。

答える時の文の主語は必ず代名詞を使ってください。例えば What do most students write about? という質問の答えを Most students write about their hobbies. と答えるのではなく,They write about their hobbies. と答えます。

質問が1回で聞き取れなかった場合は,Please say it again. とか I beg your pardon? と言ってもう一度質問を言ってもらうようにします。もう一度聞いてもよくわからない時は,沈黙してしまうのではなく,聞こえた単語から答えの箇所を推測して発表します。答えが全くわからない場合は,Sorry, I don't understand.(すみません。わかりません)と言って次の問題に移ってもらってもかまいませんが,原則としてこれは言わずに推測で答えを述べるように努力しましょう。

【2番目と3番目の質問】

2番目と3番目の質問はイラストに関してです。

答えの英語は必ず完全な文にしてください。例えば,Where is the book? という質問に対して,単に On the desk. と答えるのではなく,It's on the desk. という完全な文にしてください。

2番目と3番目の問題が終わったら,Now, Mr./Ms. XXX, please turn the card over.(XXXさん,カードを裏返しにしてください)という指示が出るので,カードを裏返しにし,次の問題の準備をしてください。

【4番目の質問】

4番目と5番目の質問はあなた自身に関する質問です。

4番目の質問は具体的な答えを要求する質問です。例えば次のような質問が行われます。

(A) How did you come here today?
  (今日は,ここへどうやって来ましたか?)

(B) What are you going to do this afternoon?
  (今日の午後は何をする予定ですか?)

(C) What are you going to do this evening?
  (今晩は何をする予定ですか?)

(D) What do you want to do in the future?
  (将来は何をしたいですか?)

(E) What do you want to be in the future?
  (将来は何になりたいですか?)

(F) Where would you like to go on your next birthday?
  (次の誕生日にはどこへ行きたいですか?)

(G) What do yo like to do on Sundays?
  (日曜日は何をするのが好きですか?)

つまり,質問は全て疑問詞で始まる具体的な質問です。これに対してあなたは,完全な文で答えてください。例えば,(A) に対する答えは,By train. や By bus. ではなく, I came here by train. / I came here by bus. と完全な文で答えてください。

その際に注意すべき点は試験官が使った助動詞や動詞をそのまま用いて答えることです。例えば (B) や (C) の場合は be going to を用いて次のように答えます:

 B: I'm going to study English at home.

 C: I'm going to watch TV with my family.

(E) は動詞が want to なので次のように答えます:

 E: I want to be a doctor.

(F) は助動詞が would like to なので次のように答えます:

 F: I'd like to go to Disneyland with my friends.

(G) は動詞が like to なので次のように答えます:

 G: I like to read books.

答えがすぐに出てこない場合は間を埋める次のような表現を覚えておくと便利です。

 Let me see ... (えーっと)
 レッミシィーー

【5番目の質問】

5番目の質問は Yes/No で答える質問です。但し,Yes と答えた場合も No と答えた場合もさらにもう一つ質問がなされますので注意して聞きましょう。

例えば,試験官が Do you like to play sports?(スポーツをするのは好きですか?)と尋ねた場合に,あなたが Yes, I do. と答えたら,試験官は続けて Please tell me more. (もう少し詳しく話してください)と尋ねてきます。そこであなたは I’m in the basketball club at school. (学校のバスケ部に入っています)というように答えることになります。一方,あなたが No, I don't. (いいえ)と言った場合,試験官は What do you usually do on weekends? (週末はふつう何をしていますか?)のように続けて質問をしますので,あなたは I read books at home.(家で本を読んでいます)のように答えることになります。

以下はこの第5番目の質問と回答の例です:

"Do you have any pets?" (ペットを飼っていますか?)

"Yes, I do." (はい)

"Please tell me more about your pets."
 (そのペットについてもう少し詳しく話してください)

"I have a cat. She is really cute."
 (猫を飼っています。とてもかわいいです)

"Do you have any pets?"

"No, I don't."

"What kind of pet would you like to have?

"I'd like to have a dog."

【Attitude(態度点)について】

英検の2次試験(面接)では,あなたのコミュニケーション能力だけでなく,コミュニケーションを積極的に行おうとする態度も評価の対象となります。ですから,わからない時に沈黙してしまうのは大きなマイナスです。

この態度点は試験開始から終了までの間のあなたの態度を試験官が観察して決定します。入室の際はドアをノックした後, May I come in? (入ってもよいですか?) と言うとか,また試験官の質問や指示に対して,Yes. / Sure. と言ったことばを積極的に使ったり,沈黙を埋めることばとして Let me see. と言いながら考えたり,また,試験終了時に試験官からカードを返すように指示されたら Here you are.(はいどうぞ)と言って手渡すようにすると態度点が良くなります。

要するに,黙ったり,うなずいたりするのではなく,なんとか英語で意思を伝えようとしているという態度が評価されるわけです。

1次試験に合格する英語力がある人は全て2次試験に合格します。但し,油断は禁物です。ここでの注意点をよく守り,必要な表現がすぐに口から出るように準備をしておけば合格は確実です。

あなたの検討をお祈りしています。

News