梁上君子

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高校全学年

飽きかけたので手抜きです許して

ノートテキスト

ページ1:

どんより
これは凶作の年
民は皆貧乏であった
ちんしょく
ハウス
El
ある1人の盗人は陳
寔の部屋に入り、
天井の梁の上に隠れ
ていた
このへん

ページ2:

―が、
を見ていた
陳寔は密かにそれ
なんか
いろな
ちんしょく
お着替えたいむ
あつめた
↓
子
孫
きがえよっと
11

ページ3:

人は努力をしなければいけない
悪人も、生まれつき悪人ではないのだ。
とりまく環境や習慣が本性となり、悪人
は悪人になってしまう。
そして

ページ4:

ちんしょく
あの梁にいるやつが
まさにそれだ
やっべばれてた
6
C
引

ページ5:

ごめんなさい!
許してください!!
※土下座
G
うーん
やっぱり君は悪人にはみえない。
君は貧困のせいでこうなってしま
ったに違いない。

ページ6:

自分に打
ち勝
善に返る
のがよい
絹どーぞ
この一軒により、陳寔
の県一体では二度と盗
みが起こることはなく
なったのだった
おわり

ページ7:

白文 (原文)
時歳荒民倹。有盜夜入陳寔部屋、止於梁上。
寔陰見、乃起自整払、呼命子孫、正色訓之
日、「夫人不可不自勉。 不善之人、未必本
悪、習以性成。遂至於此。梁上君子者是
矣。
盗大驚、自投於地、稽頼帰罪。寔徐譬之日、
「視君状貌、不似悪人。宜深剋己反善。然此
当由貧困。
!
令遺絹二匹。自是一県無復盗窃

ページ8:

O
書き下し文
時に歳荒れて民倹なり。盗有りて夜陳寔の室に入り、梁上
に止まる。寔陰かに見て、乃ち起ちて自ら整払し、呼びて
子孫に命じ、色を正し之に訓へて曰はく、「夫人は自ら勉
めざるべからず。不善の人も、未だ必ずしも本より悪なら
習ひ性と成り、遂に此に至る。梁上の君子は是れな
」と。盗大いに驚き、自ら地に投じ、稽頼して罪に帰
す。寔徐に之を譬して曰はく、「君の状貌を視るに、悪人に
似ず。宜しく深く己に剋ちて善に反るべし。然れども此れ
当に貧困に由るべし。」と。 絹二匹を遺らしむ。是れより一
県に復た盗窃無し

ページ9:

現代語訳
あるとき凶作の年で民衆は貧乏だった。(一人の)盗人がいて夜陳寔の
部屋に入り、(天井の)はりの上に隠れていた。陳寔はひそかに(これを)
見て、そこで起きて自ら衣服や身の回りを整え、子や孫を呼び集めて、
威儀を正して彼らに教え諭して言うには、「そもそも人は自分で努め励
まなければならない。不善をなす人も、必ずしも生まれつきの悪人だと
いうわけではなく、習慣が本性となって、その結果ここに至るのであ
る。はりの上にいる君子がこれなのだ。」と。盗人は大いに驚き、自分
の体を地面に投げ出し、座って額を地面につける礼をして(どのように
も罰するよう)罪を認めた。陳寔が静かに盗人を諭して言うには、「君の
顔つきや態度を見ると、(どうも)悪人ではないようだ。(これからは)し
っかりと自分に打ち勝って善に返るのがよい。しかしながらこうなった
のも貧困のせいであるに違いない。」と。(そこで家の者に言って)絹二
匹を(盗人に)与えさせた。このことがあってから(陳寔の)県一帯には決
して盗みは起こらなかった。
°

ページ10:

☆時代
後漢の時代。陳寔の晩年は内乱や役人の横暴など社会の腐敗が
著しい時代だったと考えられる。
☆登場人物
・陳寔地方官として公正な裁判を行た
・盗泥棒
☆状況
子孫陳寔に集められた人たち
・民衆の生活の窮困が甚だしく、陳寔は心を痛めていた。

ページ11:

〖語句
梁―はり
整払―衣服や身の回りを整えること
習═習慣、環境
性生まれついてのもの、本性
稽頼─土下座
状貌―顔つき、態度
二匹―布地の長さの単位(二匹は約十八メートル)

ページ12:

と
•
☆その他補足
なぜ「整払」した?
→人を教え諭す姿勢を自分の居ずまいを正す
ことで示そうとした
「遂至於此」とは具体的に何?
→生まれつきの悪人でなくとも習慣が本性と
なった結果、不善をなす事態に至るというこ

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