_失礼な言い方をすれば、添付画像の問題をいきなり解くのは、よっしー さんやら、私 やら、には、無理です。ひょっとしたら、この設問を作った人にも無理かも知れません。模範回答も勘違いしてあるかも知れません。
_それは、棒と壁との成す角度をαとしていることからも推測されます。設問は、角速度ωも、角加速度αも関係して来る設問だからです。
_棒と壁との成す角度をθではなく、αとしている、と言うことは、少なくとも床の摩擦力があり、角度を静的なものと考えており、αでもθでも同じ、と、考えている証拠です。
_恐らくは、設問を作った人は、床面が摩擦ない方が簡単になる、と思って、親心で摩擦ない床を想定したのだろう、と、思います。でも、剛体に於いては、摩擦のない方が、大変であったりする場合が珍しくありません。
【第一段階:簡単な実験】
【第一段階:摩擦のある床面の上に立つ棒の倒立】
【第二段階:摩擦のない床面の上に立つ棒の倒立】
【第三段階:壁は摩擦なく、摩擦のある床の寄り掛かる棒の倒立】
【第四段階:壁も床も、摩擦なく静止状態からの寄り掛かる棒の倒立】
【第五段階:壁も床も、摩擦なく諸速度v0からの寄り掛かる棒の倒立】(詰まり、設問の問題。)
_この順序で段階的に一緒に考えて行きたい、と思います。
【第一段階:簡単な実験】
_新品の鉛筆を準備して下さい。
_なるべく滑らかな机(摩擦のある床面を想定しています。)
_鉛筆を倒した状態で、頭(?)と尻(?)との位置に印をつけます。
_尻の印に鉛筆を立て、頭の位置の方向に小突いて鉛筆を倒します。
_この運動を良く観察して下さい。
_倒れて、静止した状態での頭の位置に印を付けます。
_10回位繰り返します。
_頭の位置は、何回尻側に、何回頭側にズレましたか?
_同様の実験を、表面が滑らかなブックエンドに、45°位で鉛筆を立て掛けて、壁に頭を付けた状態の尻の位置に付けた印から、壁側と、壁と反対側と、どちら側に何回ずつになるか、実験して下さい。
_倒れる様子も観察して下さい。
立てた状態からはどちらにもずれなかったです
45℃に立てかけた状態の方は10回とも尻側にずれました
_それぞれの、重心の運動を考えて見て下さい。この実験の結果と、力学的エネルギー保存の法則から、何か思い付く事はありますか?
【第一段階:簡単な実験】
_新品の鉛筆を準備して下さい。
_なるべく滑らかな机(摩擦のある床面を想定しています。)