✨ Jawaban Terbaik ✨
＿癪(しゃく)に障る、の癪(しゃく)とは、胸やら腹やらが、痙攣したりして、激痛が走る状態です。日本の時代劇とかで、「持病の癪(しゃく)が云々。」と言っている時の癪(しゃく)です。癪に障るは、何かのきっかけで激痛症状が出た、と言うことです。例えば、元々心臓病の人が、少し走って、一時的な心痙攣を起こした場合や、喘息の人がアレルギー物質で喘息発作を起こした場合に使うべき表現です。ですが、誤って使用している日本人も散見されます。ざっくり、病状がでた。
＿癇（かん）に障る、の、癇（かん）は、いらいら、むしゃくしゃ、ムカムカ、と言った、不快な気分の状態てす。何かの切っ掛けや、特定の人物の言動で、不快な気分になった、とか、その不快な気分になった特定の人物の言動とか、を指します。ざっくり、不快だ。
＿そうです。日本人も多くの人が混同しています。また、病状が出る、と言うのも、実は正しくなくて、西洋医学が入って来る前だったので、（昆虫ではなく、）妖怪と霊との間の様な、想像の産物（当時は実在すると信じられた）蟲が悪さをしてその様な病状になると信じられていました。ですから、江戸後期以降、西洋医学が徐々に拡がり。明治以降になると、段々とと蟲の存在が忘れられて、混同が進んで行ったのでしょう。あるいは、本来は、激痛が走る、と言う様な病状に限っていたのですが、ヒステリー様症状と言う精神病まで含める様になった、と思って下さい。
分かりました。
解説で理解が深まりました！
そうなんですね。
似ている感じがしていても、意味や用法は異なるんですね。
自分はよく「癪に障る」の方を耳にするのですが、それは大半の日本人が「癇に障る」との用法の区別が出来ていないからなんですかね？