Japanese history
SMA
Terselesaikan

また戦争中に学問や思想が統制されたのはなぜだろうか教えて欲しいですm(__)m

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✨ Jawaban Terbaik ✨

大戦期の日本社会は、「全体主義」という言葉に要約されます。厳しい統制のもと、思想・言論・価値観の一元化が図られる社会です。学問や思考の統制はその一貫と言えるでしょう。
それがなぜ行われたのか?ということを考えるには、「全体主義」がどのようにして産まれるのか?ということを考えなくてはなりません。

発端となった1930年代を考えてみましょう。
昭和恐慌で経済は破綻し、農村では婦女子が身売りされる始末。政府は軍部の暴走を抑えられず、誰が国を治めているのか分からない。議会政治とは名ばかりで、政府は財閥とズブズブ。貧富の差はますます開くばかり。
こんな社会になってしまうと、政党や議会は機能しなくなり、大衆も自主的・理性的な判断能力を失ってしまいます(無力感というヤツですね)。
ここで、こんな社会はブッ壊して日本を改革しよう!と言う集団が現れたらどうでしょう?とても魅力的ですよね?彼らの言うことは過激ですが、腐りきった政府よりはよっぽどマシです。こうして過激派集団は民衆の熱狂的な支持を集め、独裁政権が誕生します。ヒトラーとか、日本の軍部ですね。(はっきりと書かれることは少ないですが、マスコミを含めた世論は軍部を推しまくってました。彼らの背中を押したのは、私達民衆でもあるんですね)

さて、ここで遂に戦争に突入したとしましょう。戦争は民衆に苦境を強いますから、いくら熱狂があっても反感をもつ人は少なからず出てきます。ここで「統制」を行うわけです。思想・言論・価値観を、自らに都合の良いように統一し、強制します。こうした姿勢で「教育」された民衆は、反抗することがありません。判断能力を失った民衆は、それを「おかしい」とも思わない。どうしても言うことを聞かない人間は、粛清してしまえばいい。
こうすれば、反対意見も無しに軍備の拡張を行うことも容易ですし、無茶な作戦だって遂行できます(実際、特攻みたいな作戦も「行えてしまった」んですから)。
こうして「全体主義」が誕生する、というわけです。

ゲスト、

1つ1つわかりやすく具体的で読んでいて楽しく理解できました!
ほんと感謝です、ありがとうございましたm(__)m

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