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「傾斜の転換点」がわからんのかな?
想像の中で実験してみましょう。歩道があって、一段下がって車道があります。歩道の上には砂がうっすらと積もっています。歩道から車道に斜めに架けて「下敷き」の斜面を作ります。バケツの水をゆっくりと歩道の上にこぼしていきます。水の一部が歩道の縁に達して、斜めに架けた下敷きの上を流れ出しました。砂を含んだ水の流れは速い流速で流れ落ちましたが、、、その流速を保ったまま車道の中央を越えて反対側の歩道の下へ、、、なんてことは起きませんよね。下敷きを流れ落ちて車道に達した瞬間流れは止まる、ないしは急激に流れが遅くなる。流速が速く水量が多いほどたくさんの土砂を運搬する能力が備わっています。傾斜が急に小さくなって流速が落ちると、運搬能力も落ちて、引き続き運搬できなくなった重く荒い砂礫はそこより下流には運ばれない=堆積が進んで扇状地が形成されます。問題文の1行目はそういうことを言っています。わかりますかね?
あーなるほど、マト外れな回答をしていましたすみません。
写真サービスしておきます。これは今年の7月はじめの我が家のすぐ近所で起こった土石流災害の現場です。ここは小規模な谷底平野の縁にあたる山裾で、電柱があるところ―警察官が立つところ―撮影者である私の立つところはアスファルト舗装がされた幅員5m程度の一般地方道(市道)でした。写真右側には写っていませんが道路に並行して一級河川の上流部があって、川幅は10m未満です。写真左奥から水が落ちている辺りに幅1m程度の沢があって、道路下を伏越して右側の本流河川に合流していました。この沢はかなりの急傾斜をチョロチョロと数百メートル流れる小さな小川でしたが、集中豪雨によって水量が増し周辺の土砂、岩塊、倒木を押し流す土石流になりました。ここまでは土石流であっても土石流災害ではありません。写真の道路部分にまで下り降りると道路下の伏越しは出来ず流してきた倒木は道路上に放り出され、伏越し水路は土砂で埋まり沢の水も運搬土砂も道路上を通過し、本来河道ではない道路上に数本の流路が横切ってあちらこちらで道路脇の水田を経由してナイアガラの滝のように本流河川に流入してしまっています。本来の河道ではない水平に設計された不透水のアスファルト道路を砂礫を抱えた河川水が通過すると大量の堆積が進みます。消防団員の私は写真右手の集落に住民の救出に向かったのですが、消防車は道路が塞がれているのでこれ以上進めず、徒歩で進むと堆積土砂に足が沈み股の深さまで埋まって危うく脱出不能になるところでした。道路が塞がれ、人が埋まる。建物に流木がぶつかって窓や壁が破壊され、住民が恐怖を感じ、避難できないと困ってしまう。こうなると土石流災害です。わかりますかね?確かに急流は運搬能力が高く渓流そばの斜面を削り取って激しい土石流を発生させます。しかし、災害(人的被害・経済的被害)が生じるのはそれが人や家や納屋や車や農地や道路や橋梁やらに及んだ時に生じるので、堆積しないで下流へ下流へ流され続けてる間は河道を外れない限り害はないんですね。リアルな話をすれば理解しやすいかなと思いました。
ありがとうございます。大変分かりやすかったです。
実際の写真や地形図も添えていただき、とても勉強になりました🙇♀️
回答ありがとうございます。堆積(扇状地の形成)までの流れはよく分かりました。
土砂災害というものがよく分かっておらず、傾斜が急で河川の勢いがある方が災害になりやすいものだと今まで思っていたのですが、この場合は下流への運搬能力が無くなったために水平方向に土砂が堆積する=土砂災害ということなのでしょうか?大量の土砂災害の部分が理解出来ておりません。
この前の部分に急な斜面の場合の災害について書かれていて、頭が追いついていないです。